Q1.御社の投資哲学と投資手法をお伺いできますか?

当戦略は、投資先候補を発掘するに当たって、当社独自の定量分析手法を用いています。直近の配当率の高さ、キャッシュフローが成長していること、事業キャッシュフローが配当以上であること、また一度も無配転落に陥ったことがないことを条件としています。そして、企業のファンダメンタルについての分析評価を厳格に行います。私たちは、企業が長期的に価値を創出する源泉と、経営陣がそれを発展させる能力を持つかを評価する中で、投資哲学を育んできました。もし、資金を投資に回した場合の期待リターンが企業の資本コストを超えられない場合には、現金を株主に払い戻すだけの規律を持っているかどうか、経営陣の資本配分の履歴を綿密に調べます。私たちは、現金配当から4.5%、自社株買及び債務削減から1.5%、合わせて6%の株主要求利回りを満たす銘柄を選びます。また、最低でも3%のキャッシュフローの成長率を要求しています。継続的にこの考えに立ち戻り、もし投資先企業が私たちが要求する株主利回りを達成できないとなった場合、または他により少ないリスクで、私たちの求める特性を達成する企業が見つかった場合は、その銘柄は売却します。
私たちは、ポートフォリオのボラティリティを監視し、当戦略の目標を確実に達成するために、ポートフォリオ構築プロセスの一部としてリスクの分析を行っています。主席リスク管理者が当社の全戦略の共同ポートフォリオマネジャーでもあることで、各ポートフォリオマネージャーは個別銘柄がポートフォリオに対して持つかも知れない、意図しないバイアスと影響を認識していることができます。ポートフォリオ全体の投資家利回りが余りにも一つの銘柄に依存しすぎないように、当ポートフォリオはセクターと収益源泉を十分に分散させています。
Q2.今日の投資機会をどう見ているか教えてください。なぜこの戦略が有効だと考えていますか?

Q3.この業界に入った理由はなんですか?

Q4.今日の株式市場において何が大きなリスクだと考えていますか?
Q5.ポートフォリオマネジャとしての信念はなんですか?

次に私たちは、上記の特性を備えた企業からなる分散されたポートフォリオを組み立てます。私たちは、株価収益率の上昇を期待して投資することはありません。単独銘柄で過大なポジションを取ることで、ポートフォリオの目標利回りを達成しようとも考えていません。また私たちは、特に本戦略の期待収益に関して、投資家に過大な期待を持たせたことはなかったと思っています。そして、株主利回りを成長させる銘柄で構成されたポートフォリオを、提供してゆくことができると信じています。様々な市場環境下でもボラティリティを市場以下に抑え、魅力的な利益を提供していけるものと確信しています。
Q6.どのように顧客の資産保全を図っていきますか?

私たちは、投資家に代わって投資先企業のファンダメンタルズ調査を徹底して行います。また、キャッシュフローを成長させ、配当額を増やし、自社株買いや負債削減が行える企業に焦点を合わせます。こういう特性を持つ企業はボラティリティが低い傾向があるのです。また、ポートフォリオはセクターと収益源泉の点で分散が効いています。一方、リスク管理は、意図せざるリスクを避ける意味で、投資プロセス全体と一元化されています。ポートフォリオのリスクエクスポージャーは、モニターされて、定期的にポートフォリオマネジャに伝えられ、投資会議での検討議題となります。定量分析兼リスク管理チームのヘッドであるマイケル・ホールターは、エポック社の全戦略の共同ポートフォリオマネジャでもあります。私たちは、バーラリスクモデルを使って全体リスクとトラッキングエラーを管理しています。加えて、バーラリスクモデルは銘柄固有リスクと、システマティックリスクを報告する為にも使っています。ポートフォリオの銘柄固有リスクの中で特定銘柄が大きなパーセンテージを占めている場合には、その保有割合を見直しています。
Q7.お気に入りの投資の本を紹介してください。

二つ目は、「“The Essays of Warren Buffett: lessons for corporate America,”」です。これは毎年のウォーレン・バフェット氏からの手紙をローレンス・カニンガムがまとめたもので、現実世界で投資する場合の困難な問題点や、真のバリュー投資家として、それらの問題にどう対処しているかについて明らかにしてくれるものです。
Q8.定期的にチェックされている媒体(新聞・雑誌・webサイト等)を教えてください。

インタビューは以上となります。
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