対話する銀行-現場のリーダーが描く未来の金融

対話する銀行-現場のリーダーが描く未来の金融

著者 江上 広行
出版社 一般社団法人 金融財政事情研究会
発行日 2017/7/12
市場の縮小、利鞘の縮小から、地域金融のビジネスモデルには転換が求められています。
銀行が将来存続していくためには、従来の発想の枠組みを超えたところから、自らの存在意義を再考し、再出発する必要があります。

本書は、地域金融機関に対してコンサルティングを行う著者が、実際の現場で働く方々の対話の場として開催した、「VCFネットワーク」での内容が元となっており、各章ゲストから投げかけられる問いに対して、奮闘するバンカー達の姿が描かれています。
さらに、その問いや対話の様子から得られた気づきを、読者自身の対話の場へと繋げていける形式をとっています。

一人ひとりには現状をよしとしない思いはあるが、それは組織に環境に押しつぶされてしまう。
だとすれば、対話によって問題意識を共有化することができれば、それはやがて組織を動かす大きな力となりうるのではないでしょうか。
是非、本書をご一読の上、周囲の同志達と「対話」してみてください。

この本を紹介した人

杉本 理華

HCアセットマネジメント株式会社

2015年にHCアセットマネジメント株式会社に新卒で入社。主として個人金融に関わる業務に従事。中央大学商学部卒業。