月間市況概況 2020年12月分
【為替】
ドル円は米国での新型コロナ感染者数の拡大や低調な経済指標から、月を通じて円高ドル安傾向となりました。月間では1.0%の円高ドル安でした。ユーロ円は月初に英国・EU間での通商交渉合意間近のニュースが出ると大きくユーロ高となり、月中合意が白紙になる可能性が示唆され一時的に円高に振れる局面はあったものの、月末に合意に至ったこと、また、12月のユーロ圏経済指標が予想を上回る数字だったことから、月間では1.3%の円安ユーロ高で着地しました。ポンド円もユーロ円同様、英国・EU間での通商交渉合意からポンド高となり、月間では1.4%の円安ポンド高となりました。
ドル円は米国での新型コロナ感染者数の拡大や低調な経済指標から、月を通じて円高ドル安傾向となりました。月間では1.0%の円高ドル安でした。ユーロ円は月初に英国・EU間での通商交渉合意間近のニュースが出ると大きくユーロ高となり、月中合意が白紙になる可能性が示唆され一時的に円高に振れる局面はあったものの、月末に合意に至ったこと、また、12月のユーロ圏経済指標が予想を上回る数字だったことから、月間では1.3%の円安ユーロ高で着地しました。ポンド円もユーロ円同様、英国・EU間での通商交渉合意からポンド高となり、月間では1.4%の円安ポンド高となりました。
【債券】
月前半は、米国を主とした財政支援策とインフレーションへの期待から国債利回りは上昇しました。月中盤以降、米国では、追加財政支援策の合意に至ったものの、コロナウイルス感染者数の増加と再ロックダウンの懸念から、利回りは月末にかけて低下し、月間ではほぼフラットとなりました。一方、欧州では、コロナウイルスの感染拡大により一時利回りは低下しましたが、英国ブレグジットの合意から上昇し月間ではほぼフラットとなりました。英国やタイ、ブラジルなどCOVID-19感染者数増加がトップラインとなった国については利回りが低下しました。主要国の10年債利回りは、英国が11bps低下し0.20%、日本が1bps低下し0.02%、フランスも1bps低下し-0.34%、ドイツが0bps低下し-0.58%、米国が7bps上昇し0.91%となりました。その他のクレジット資産では、リスク性の高い債券を中心として、全体的に堅調でした。
月前半は、米国を主とした財政支援策とインフレーションへの期待から国債利回りは上昇しました。月中盤以降、米国では、追加財政支援策の合意に至ったものの、コロナウイルス感染者数の増加と再ロックダウンの懸念から、利回りは月末にかけて低下し、月間ではほぼフラットとなりました。一方、欧州では、コロナウイルスの感染拡大により一時利回りは低下しましたが、英国ブレグジットの合意から上昇し月間ではほぼフラットとなりました。英国やタイ、ブラジルなどCOVID-19感染者数増加がトップラインとなった国については利回りが低下しました。主要国の10年債利回りは、英国が11bps低下し0.20%、日本が1bps低下し0.02%、フランスも1bps低下し-0.34%、ドイツが0bps低下し-0.58%、米国が7bps上昇し0.91%となりました。その他のクレジット資産では、リスク性の高い債券を中心として、全体的に堅調でした。
【株式】
コロナウイルスの変異種が確認されるなど感染再拡大が引き続き懸念されましたが、欧米などでワクチン接種が始まり、世界経済の正常化への期待からリスク選好の動きが続き、堅調に推移しました。(先進国市場で+4.24%、新興国市場で+7.35%)セクター別でも軒並み上昇し、最も上昇幅が大きかったのは情報技術(+5.74%)次いで一般消費財(+5.52%)でした。
コロナウイルスの変異種が確認されるなど感染再拡大が引き続き懸念されましたが、欧米などでワクチン接種が始まり、世界経済の正常化への期待からリスク選好の動きが続き、堅調に推移しました。(先進国市場で+4.24%、新興国市場で+7.35%)セクター別でも軒並み上昇し、最も上昇幅が大きかったのは情報技術(+5.74%)次いで一般消費財(+5.52%)でした。