競争優位の戦略 : いかに高業績を持続させるか

競争優位の戦略 : いかに高業績を持続させるか

著者 M.E. ポーター
出版社 ダイヤモンド社
発行日 1985/12/1
原題:Competitive advantage
既に古典の領域に入っていますが、マイケルポーターの「競争の戦略」と「競争優位の戦略」の二冊をお奨めします。これはいわゆる金融投資に関する書籍ではありませんが、企業を取りまく環境と業界構造を理解し、どのように企業の運営形態を設計しその運営を管理していくのかを、産業経済学の観点から説いた名著と思います。私は、常に投資意思決定上の、あるいは投資先を変革する際の諸問題に直面した時、この2冊を紐解くようにしています。

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この本を紹介した人

笹沼 泰助

株式会社アドバンテッジ パートナーズ
代表パートナー

アドバンテッジパートナーズ共同代表パートナー。慶応義塾大学法学部卒業。同大学大学院経営管理研究科修了(MBA 経営管理修士号取得)。戦略理論、マーケティング理論専攻。ハーバード大学ジョンエフケネディ政治行政大学院修了(MPA 行政管理修士号取得)。財務管理、国際関係専攻。大学卒業後、積水化学工業株式会社にて、営業部、人事勤労部、総合企画室、新規事業プロジェクトを暦職。大学院修了後、戦略コンサルティング会社、ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッドおよびモニターカンパニーにて日米欧有力企業の企業戦略の立案、個別事業の競争戦略の立案、収益性改善計画の立案と実行などの業務に従事。1992年アドバンテッジパートナーズを創立、共同代表パートナーに就任。研究論文、寄稿記事に「ベンチャー企業に見られる新しい競争原理」、「日本のベンチャー企業の競争戦略」、「日本企業の買収後の統合戦略」、「中堅企業の長期計画」、「ベンチャー企業の競争戦略」などがある。