20240829 原子力事故、企業価値担保権、顧客の最善の利益の三題噺 法律は、原子力事故や担保権の行使のような最悪の事態が回避される方向に、当事者を動機付け、顧客の最善の利益が実現する方向に、事業者に利益誘因を与えているわけです。 フィデューシャリー・デューティー
20240620 顧客の最善の利益を勘案することは金融機関の真の営業戦略だ 金融サービスの利用において、顧客の判断は必ずしも合理的ではなく、それを金融機関が適切に是正すれば、顧客の利益になると同時に、金融機関自身の利益にもなります。 フィデューシャリー・デューティー
20240613 かかりつけ医的に顧客をケアする金融機関の責任 金融機関として、顧客の最善の利益を勘案するとき、顧客の幸福や繁栄について、常に親身な関心をもち、顧客の動静に細心の注意を払うことになるはずです。 フィデューシャリー・デューティー
20240606 脆弱な顧客を健康診断で強くする金融機関の義務 高度情報化社会において、技術や情報を使いこなせる人にとっては、利便性が劇的に向上するなかで、使いこなせない人にとっては、危険性が著しく増大したのではないか。 フィデューシャリー・デューティー
20240425 金融では顧客の最善の利益を勘案すると儲からないのか 金融機関は、説明という名の一方的な営業話法を展開し、意向確認という名の一方的な質問を浴びせるだけですが、顧客の最善の利益を勘案することで、顧客と対話できるようになるのか。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20240321 信頼を裏切っても信頼される金融の病理に法律が介入するとき 顧客が金融機関に対する信頼のもとで金融機能を利用するとき、法律は、個別の金融機能利用を保護するに先立って、より本源的に、金融機関に対する信頼を保護することにしたのです。 フィデューシャリー・デューティー
20240314 情報量の増大で消費者が得るのは利便性か苦痛か 過剰情報の混乱と、情報操作の危険のなかで、本質的に脆弱な消費者の利益を守るために、新たな消費者法は、どのような社会共同体の関与を構想するのか。 フィデューシャリー・デューティー
20240307 自由で気儘な消費者の非合理を優しく合理化する事業者の責任 誰しも信頼できる商店や金融機関を選ぶのだから、その消費者の事業者に対する素朴な信頼は、法律上も、手厚く保護されるべきではないか。 フィデューシャリー・デューティー
20240229 金融の顧客本位は過剰情報で顧客に苦痛を与えていないか 事業者の顧客に対する真の義務は、情報の提供ではなく、情報の提供が不要になるほどの最高度の信頼関係のなかで、顧客の最善の利益を保証することではないのか。 フィデューシャリー・デューティー
20240222 内閣府の消費者委員会が消費者の幸福に括弧を付けるわけ 「消費者の「幸福」という価値」といい、「消費者にとって苦痛がなく利便性を享受できている「安全」な状態」という有識者懇談会は、有識すぎて、あまりにも哲学的に難解ではないか。 フィデューシャリー・デューティー