20220630 リスクテイクを徹底すれば投資で損をしないのだ 投資の原則は損をしないことです。資産には本源的収益が内包されているのですから、投資とは、その収益を帳消しにするような損失をださないように、資産を管理することなのです。 投資哲学
20220623 賢い投資家が安眠できるのは時価変動の心配がないから 長期投資の長期とは、漠然とした長期ではなく、明確な短期の連続であり、長期投資の投資とは、投資対象の価値判断に基づいて、短期的な価格変動を上手に利用することです。 投資哲学
20220519 投資は四つの簡単な算数なのだから 投資とは、投資対象の資産に内包している価値を享受すること、価値よりも低い価格で資産を取得すること、価値が成長していく資産を選択すること、資産の価値を高める努力をすること、この四つに帰着します。 投資哲学
20201203 滅び行くものの投資対象としての魅力 資金を投じて建物を建設し、それを賃貸に供すれば、建物は直ちに劣化し始めると同時に、賃料という収益を生み始めます。つまり、投資対象は滅び行く過程で収益を生む、これが不動産投資の本質であり、実は、投資一般の原理なのです。 投資哲学
20181011 投資はチャンステイクだ リスクが不確実性だという意味は、損失を被る可能性である以前に、利益を得る機会だということです。確かに投資はリスクテイク、即ちリスクをとることですが、リスクテイクするのは利益を得る機会に賭けるためですから、リスクテイクではなく、チャンステイクと呼ばれるべきです。こう呼び換えれば、リスクテイクにおけるリスクと、リスク管理におけるリスクとの混同をなくすことができ、投資の本質を明らかにすることができます。 投資哲学
20170302 長期投資は短期投資の無期限連続 単名のころがしなどといって、短期の手形貸付の書替継続を繰り返すことで実質的な長期貸付にすることの当否が論議されたりもします。しかし、期日の到来するたびに期日を延ばすことは、期限を設けないということであって、長期ではありません。無期限と長期とは次元の異なる概念ですが、よく混同されます。では、重要性がいわれる長期投資の長期とは、長期なのか、無期限なのか。 投資哲学
20110407 賭けの決断、賭けの責任、賭けの回収 東日本大震災を契機に、直近三回の論考を通じて、投資における賭けの要素、賭ける決断、賭けた責任というふうに論を進めてきました。今回は、その続きで、賭けの回収といいますか、賭けを成果へつなげる方法について、検討しましょう。 投資哲学
20110324 再び、想定を超える事態について 東京電力の原子力発電所問題に関して、前回のコラムの中で、「微小な賭けが現実的な危険に転化したとき、経済計算は終わる」との発言がありました。これは、このような事態の下では、施設の経済価値の維持に関する配慮は働き得ないことを意味していると解してよろしいでしょうか。つまり、廃炉が前提になるのだと。 投資哲学
20110317 想定を超える事態への対応について 想定を超える事態、3月11日の地震と津波の引き起こした被害は、まさに想定を超えるものだったのですね。 想定を超えるということは、人知の及び得ない先に、深淵が口を開いたということなのでしょうか。 投資哲学