20140522 冒険者はリスクを冒さない 冒険者とは、読んで字のごとく、危険を冒す人のことでしょうから、冒険者がリスクを冒さないとは、さて、どういうことか。それは、冒険者の自覚では、リスクは完全に制御可能なものとして認識されており、リスクに対する姿勢において、リスクを冒すという表現が不適切であるような境地に、冒険者は立っているということです。 投資戦略論
20140515 リスクをとるという誤謬について 投資の世界では、リスクをとることが当然の前提であるかのように考えられています。しかしながら、もしも、リスクが単に損失の可能性を意味するだけならば、誰もリスクはとらないでしょう。リスクをとるとリターンが得られるというのは誤謬ではないのか。誤謬でないのならば、リスクをとるということは、損失の可能性を受け入れること以上の何かでなければならないはずです。 投資戦略論
20130918 日本にこだわってこそのグローバル 企業、マスコミ、教育......あらゆる場で「グローバル」という言葉が飛び交っています。しかし、「グローバル」とは何のことでしょうか。「グローバル」と「インターナショナル」の違いは? 英語化というような表層の次元や、企業の多国籍化や自由貿易の拡大というような経済現象の地平を超えた、根本的な理念について論じます。 投資戦略論
20100701 キャッシュフローの現在価値としての資産価値 キャッシュフローを生まないものは、資産ではありません。逆に、資産とは、キャッシュフローを生むものです。資産価値とは、キャッシュフローの現在価値です。 投資戦略論
20100401 リクィディティをめぐる諸問題 リクィディティ(liquidity 通常、日本語では流動性といっています)とは、資産の売却可能性のことです。このリクィディティは、投資収益の重要な源泉です。なぜか。これが今回のコラムの課題です。 投資戦略論