20100204 クレジット投資の魅力 お金を貸したら、一定期間後に利息をつけて戻ってくること、これが投資の、というよりも金融そのもの、原点です。お金が戻ってくる、つまり、リターンreturnしてくるから、リターン(投資収益)というのです。 投資戦略論
20100128 バリューとカタリスト カタリストは、catalystのことで、化学でいう触媒です。触媒というのは、手元の岩波の国語辞典によれば、「化学反応の際に、それ自身は変化せず、他の物質の反応速度に影響する働きをする物質」のことです。 投資戦略論
20100121 投資のオポチュニティーと金融の社会的機能 金融の社会的機能は、経済活動に伴って生起する資金需要に対して、適切な時に、適切な方法で、適当(まさに適切な金額という意味での適当)な資金を供給することです。この自明な原点の理念への回帰が重要です。 投資戦略論
20100114 価値と価格とインカムとバリュー バリューとは、valueであり、価値のことですが、投資の世界では、バリューは価値そのものではなくて、価格と価値の差(価格を上回る価値の部分)のことです。そのような特別な意味をこめて、敢えてカタカナでバリューと呼びましょう。 投資戦略論
20091217 価値の変動と価格の変動 資産の価値は、キャッシュフローを創出する力です。キャッシュフローを生まないものは、無価値とまではいいませんが、少なくとも、機関投資家にとっての、「適格な」投資対象ではありません。 投資戦略論
20091119 市場機能を支えるリレーションシップ型リスク管理の意義 市場型リスク管理というのは、市場におけるリスク資産の売買によるポジション調整を前提したリスク管理、即ち、「リスクを売るリスク管理」ですが、リレーションシップ型リスク管理は、リレーションシップ(社会関係性)の中で、逃げない、即ち、売らない前提での、「リスクをとるリスク管理」です。 投資戦略論
20090611 「ナンピン」を考察する 日本証券業協会の証券教育広報センターのウェブサイトには、「相場格言集」というのがあって、面白いです。前回のコラムで取り上げた「損切り」は、「見切り千両」という格言になっています。また、この同じサイトには、「ナンピン」の解説もあります。 投資戦略論