20210624 銀行等の持続可能なビジネスモデルとは何か 銀行等は、存在理由である預金取扱業務の根底が揺らぐとき、新たな場所に、新たな存在意義を見出さなくてはなりませんが、それが金融庁のいう顧客本位という持続可能なビジネスモデルの構築なのではないか。 フィデューシャリー・デューティー
20210617 利益相反の可能性が利益相反なのだから 金融界では、あちらこちらで利益相反の可能性が指摘されていますが、その一つとして利益相反であると認定されたことはありません。しかし、本当に利益相反の事実がないのなら、なぜ利益相反の可能性を問題にするのか。 金融行政方針
20210610 お金の運用を金融機関に任せ得るためには 生きるとは、経済の問題として単純化すれば、お金を稼いで消費することなので、お金に関することは人生と密接不可分であり、自分で決めるべきなのに、お金の運用だけは他人に任せ得るのはなぜか、また、それには、どういう条件が必要か。 フィデューシャリー・デューティー
20210603 投資は情熱的に計算して理性的に賭けることだ 投資は賭けであり、賭けを欠いた理性的な計算からは何も創造されませんが、賭けに情熱を燃やせば投機となって、いずれ身を滅ぼします。賭けは、理性で制御されるときに投資となり、価値を生むのです。 成長戦略
20210527 金融庁が公表した「ポイント」の画期的意義 金融庁は、4月12日に、金融機関に顧客本位の業務運営の徹底を求めることについて、従来の検査手法を根本的に改める画期的な文書を公表しました。これに各金融機関が真摯に対応すれば、日本の金融に明るい未来が開けてくるに違いありません。 金融行政方針
20210520 経営は賭けだからガバナンスが大事なのだ 日本の企業経営においても、ガバナンスが重要な論点として浮上してきて、様々な制度上の改革がなされてきましたが、立派な箱は整っても、中身は空疎である感を拭えません。では、実効性のあるガバナンスのためには、何が必要なのか。 コーポレートガバナンス
20210513 君は自分が買いたくないものを顧客に売るのか 真の顧客本位を実践するためには、商人は、顧客の立場に身をおく思考の訓練を通じて、顧客の視線で自分を見つめる反省能力を体得しなければなりませんが、それは、商人と顧客との関係を、人と人との関係にすることではないでしょうか。 フィデューシャリー・デューティー
20210422 投資信託の実演販売 金融機能は目に見えません。しかし、住宅が見えているから、見えない住宅ローンが成立し、大切な我が子の顔が見えているから、自分に対する死亡保障が成立するのです。では、投資信託において、何が見えているのでしょうか。 投資信託 金利生活
20210415 雨の日に傘に勝るものを貸せる金融であるために 金融には多数の専門領域がありますが、金融機関は、顧客のおかれた状況に応じ、適切な機能を選択して提供すべきであって、融資という傘が貸せないときは、資本という雨合羽を貸せばいいし、経営支援という軒先を貸せばいいのです。 フィデューシャリー・デューティー
20210408 筑波山から世界の先端に躍り出た蝦蟇の油売り 使ってみないとわからない商品の機能について、売り手が顧客の目の前で実際に使って見せて、その優秀さを証明して売る、これが実演販売です。今や、テレビやインターネットを通じた実演販売は非常に盛んですが、その背景は何か。 フィデューシャリー・デューティー