20150128 投資信託に満足している人は騙されているのか どのような投資信託であれ、顧客が満足している、あるいは、少なくとも、顧客から苦情がないのならば、それで、いいではないか。いかに法外な手数料をとられようが、毎月の分配金を投資収益だと錯覚していようが、当の投資家が満足していれば、それで、いいではないか。いや、そうか。どこか、おかしくはないか。 投資信託 金利生活
20150122 なぜ現にある地方を新たに創生するのだ 地方創生ということが安倍政権の重点政策になっていますが、さて、なぜ創生なのでしょうか。創とは、はじめてつくることですが、地方は、既に、現に、存在しています。もしも、地方創生が真の創生を意味するのならば、現にある地方は消滅するのでしょうか。今の地方のあり方は、根源的に、変わってしまうのでしょうか。 地方創生
20150115 金融機関が陥る集団の愚 集団の愚よりも、他にうまい表現があればいいのですが。趣旨は、個々の金融機関が、それ自身の合理性に基づく経営行動をするとき、全金融機関の行動の集積の結果として、個々の金融機関にとって、甚だ不本意で不合理な結果を招来する可能性がある、その悩ましい現実をいいたいわけです。個において賢くも、集団において愚になるのだから、確かに、集団の愚なのですが。 金融行政方針
20150108 稀少すぎて値もつかない本 稀覯書というのは、歴史的価値の高い本で、かつ、現存の部数が極端に少なく、滅多に古書店に現れもしない本のことです。もちろん、ごく稀に市場に出ることがあれば、著しく高い値段で取引されることになるはずですが、さて、本当にそうなるのか。 アートな投資
20141225 ルール遵守で馬鹿になった金融機関 ルールからプリンシプルへ、金融庁の姿勢は、大きく変わりました。背景にあるのは、金融界における表層的なルール遵守の徹底が、かえって、ルールが守ろうとしている社会規範そのものへの顧慮を欠落させ、原理に遡って考える習慣を失わせ、金融の社会的機能を低下させているのではないか、という危惧です。さて、金融界、形骸化したルール墨守を脱し、プリンシプルで自己を律して、社会に貢献できるように変身できるか。 金融行政方針
20141218 投資信託の分配金は顧客のためか 投資信託の売れ筋は、その多くが、分配金を毎月支払うものです。もしも、長期的な資産形成を目指すのならば、毎月の分配金は必要ではありません。では、毎月の分配金というのは、どのような「顧客ニーズ」を背景にしたものなのでしょうか。 投資信託 金利生活
20141211 日本株をブラジルレアル建てにしてしまう投資信託の病理 ブラジルの人が日本株に投資するのなら、当然に、ブラジルレアル建ての日本株になるわけですが、日本人が日本株に投資するのに、なぜに、わざわざ、ブラジルレアル建てにする必要がありましょうか。しかし、現実に、日本の個人投資家向けに、ブラジルレアル建ての日本株の投資信託が存在するというのは、どういうことか。 投資信託 金利生活
20141204 激変、三井住友銀行の投資信託 驚きです。12月に入って、三井住友銀行の投資信託の売れ筋ランキングは、激変しています。先月までの売れ筋一位、かの「欧州ハイ・イールド・ボンド・ファンド(豪ドルコース)」は、もはや、どこにも見当たりません。さても、三井住友銀行の顧客というのは移り気なのか、それとも、単なる銀行の営業政策のなせるわざか。代わって売れ筋一位になったのは・・・ 投資信託 金利生活
20141127 日本郵政の内部取引の透明性 日本郵政のなかで、一番価値があるのは、どこでしょうか。意外と、日本郵便かもしれません。なぜなら、企業の価値は、顧客との接点から生まれるのでしょうが、日本郵政の場合、ゆうちょ銀行もかんぽ生命も、顧客接点は、圧倒的に、日本郵便の郵便局ネットワークに依存しているのですから。 日本郵政(2014)
20141120 野村證券の投資信託はもっとすごい 三井住友銀行で一番売れている投資信託は、「欧州ハイ・イールド・ボンド・ファンド(豪ドルコース)」というものです。なぜ、豪ドル建てなのだろう。野村證券で一番売れている投資信託は、「アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(トルコリラコース)」というものです。おお、さすがに上手ですねえ、トルコリラ建てですか。しかし、すごすぎませんか。 投資信託 金利生活