20231207 非金融とテクノロジーが破壊できない金融こそ真の金融だ 非金融とテクノロジーは、金融の特権性を破壊することで、金融を顧客本位なものにし、一方で、非対面の新たな事業を創造し、他方で、対面の事業展開を高度化させ、効率化させます。 金融の脱構築
20231130 地味に成立した金商法等改正法の派手な破壊力 法律改正により、金融サービス提供事業者は、「顧客等の最善の利益を勘案しつつ、顧客等に対して誠実かつ公正に、その業務を遂行しなければならない」とされた意義は何なのか。 年金基金 金融行政方針
20231116 もう誤算とはいわせない企業年金の新たな戦略的意義 人的資本開示の極めて重要な要素は、企業年金の人事戦略上の意義について株主に説明することであり、それは、同時に、従業員の生産性を高める方向に動機付ける確約となるのです。 年金基金
20231109 肥育牛ABLにおける牛の担保価値は情報だ 融資において、担保に意味があるとしたら、債務不履行時に債権を保全することではなく、債務者の経営状況に関する情報を即時に入手して、債務不履行を未然に回避することです。 金融の脱構築
20231102 バブル崩壊で露呈した企業年金の大誤算 1998年前後の金融危機において、企業年金のおかれた環境は大激変し、企業は制度の導入時には全く想定されなかった事態に直面します。さて、企業年金の誤算とは何なのか。 年金基金
20231026 生命保険会社なのだから生命保険で勝負したらどうだ 生命保険会社は、投資商品に保険の衣を着せることで、資産運用の危険を回避し、特殊税制を巧妙に利用して営業し、手数料の構造を不透明にしているわけです。 保険
20231019 料理の下手な銀行に切れ味のいい包丁を与えると 銀行の規制を緩和するのは、顧客の最善の利益に適うように働かせるためなのに、現実には手数料稼ぎの選択肢を増やすだけなのなら、逆に規制を強化するほかないのか。 金融行政方針
20231012 企業年金基金の資産運用から利益相反が一掃される日のために 企業年金基金の資産運用について、金融庁長官であった森信親氏が6年前に述べたことは、今漸くにして実現されようとしています。さて、これは速いのやら、遅いのやら。 フィデューシャリー・デューティー 年金基金
20231005 地場証券の伝統を破壊する人、捨てる人、堅持する人 地場証券のあるものは、千葉銀行に買収されて「犯罪に近い」ことをし、独立を守るために「ほぼ犯罪」に手を染めますが、真の地場証券は、誇り高き伝統を堅持しているはずです。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20230928 企業年金基金に資産運用において最善を尽くす義務を課すと 最善を尽くす義務は、投資運用業者の顧客である企業年金基金に課されることにより、投資運用業者に対して、より強力に機能して、投資運用業者は、その履行を徹底するようになるわけです。 フィデューシャリー・デューティー 年金基金