20110526 東京電力に対する債権放棄をめぐる議論の混迷 前回の「東京電力に対する債権放棄をめぐる枝野官房長官の奇怪な法律論」の続論ですね。ただ、この問題については、東京電力の賠償履行支援に関する政府の法案が発表されるまでは、何もはっきりしたことはいえないのでは。 東京電力問題(2011)
20110519 東京電力に対する債権放棄をめぐる枝野官房長官の奇怪な法律論 枝野官房長官は、東京電力に対する銀行等の債権について、一部の放棄を求めるかのような発言をしました。例によって、法律上の根拠の不明な発言ですが、今回は、この問題を取り上げましょう。 東京電力問題(2011)
20110512 東京電力の賠償責任と政府の責任 これまでの一貫した主張は、「原子力損害の賠償に関する法律」の定める「異常に巨大な天災地変」という免責事由により、東京電力は免責であるというものでした(「なぜ東京電力を免責にできないのか」参照)。今回は、東京電力の賠償責任を論じるようですが、主張を変更したということでしょうか。 東京電力問題(2011)
20110502 【緊急増補版】なぜ東京電力を免責にできないのか 本コラムの掲載後(4月28日掲載)、東京電力免責問題が世間の注目を集めてきたこともあり、ユーザーの皆様から多数の反響を頂きました。その後の展開を踏まえた緊急増補版として本コラムの内容をアップデート致します。本文中一部の語句の修正、下部青字より、内容の追加を行なっております。 東京電力問題(2011)
20110428 なぜ東京電力を免責にできないのか 前回の論考「「異常に巨大な天災地変」と東京電力の責任」では、法律上、東京電力に責任はないのではないか、なのに、政府は強引に東京電力に責任を負わせようとしているのではないか、そのような示唆がなされていました。今回は、その政府の意図に正面から切り込もうというわけですか。 東京電力問題(2011)
20110421 「異常に巨大な天災地変」と東京電力の責任 「異常に巨大な天災地変」とは、「原子力損害の賠償に関する法律」に定める原子力事業者の免責事由のことですね。今回は、このたびの巨大地震と津波が「異常に巨大な天災地変」に該当するかどうか、という議論でしょうか。 東京電力問題(2011)
20110414 原子力発電所の安全性と技術革新と市場原理 原子力発電は、市場原理のもとでも安全性を確保できるのか、あるいは、市場原理のもとで、技術革新は、原子力発電所の安全性を高めることと経済採算の改善とを、矛盾なく両立させることができるのか、今回は、そういうお話ですね。 原子力発電の行方(2011)
20110407 賭けの決断、賭けの責任、賭けの回収 東日本大震災を契機に、直近三回の論考を通じて、投資における賭けの要素、賭ける決断、賭けた責任というふうに論を進めてきました。今回は、その続きで、賭けの回収といいますか、賭けを成果へつなげる方法について、検討しましょう。 投資哲学
20110324 再び、想定を超える事態について 東京電力の原子力発電所問題に関して、前回のコラムの中で、「微小な賭けが現実的な危険に転化したとき、経済計算は終わる」との発言がありました。これは、このような事態の下では、施設の経済価値の維持に関する配慮は働き得ないことを意味していると解してよろしいでしょうか。つまり、廃炉が前提になるのだと。 投資哲学