20100121 投資のオポチュニティーと金融の社会的機能 金融の社会的機能は、経済活動に伴って生起する資金需要に対して、適切な時に、適切な方法で、適当(まさに適切な金額という意味での適当)な資金を供給することです。この自明な原点の理念への回帰が重要です。 投資戦略論
20100114 価値と価格とインカムとバリュー バリューとは、valueであり、価値のことですが、投資の世界では、バリューは価値そのものではなくて、価格と価値の差(価格を上回る価値の部分)のことです。そのような特別な意味をこめて、敢えてカタカナでバリューと呼びましょう。 投資戦略論
20100107 買収できない日本企業の株式の投資価値 日本株式市場の長期低迷の裏には、多数の要因の複合的作用があるのでしょうが、一つの重要な要素は、被買収に対する経営陣等の否定的対応なのだと思います。 株式投資
20091224 日本株で中国投資 中国の成長に参画することは、どのような資産運用を考えるにしても、ほとんど絶対的な要件でありましょう。しかし、中国の成長に参画するということは、必ずしも、中国の株式に直接投資することではありません。 株式投資
20091217 価値の変動と価格の変動 資産の価値は、キャッシュフローを創出する力です。キャッシュフローを生まないものは、無価値とまではいいませんが、少なくとも、機関投資家にとっての、「適格な」投資対象ではありません。 投資戦略論
20091210 資産運用の腕前の良し悪し(プライベート・エクイティ) 資産運用の腕前の良し悪しということについては、その技術の差の存在を認めないわけにはいかない一方で、では、具体的に、その技術とは何か、ということになると、なかなか明確にしがたいものがあります。 投資のプロフェッショナル
20091203 頑張れ、日本株アクティブ運用! 株式運用は、アクティブ運用が基本です。アクティブ運用が付加価値を生まないので、パッシブ(インデクス)運用にする、というようなことをよく耳にします。私は、そのような考え方に、断固反対です。 株式投資
20091119 市場機能を支えるリレーションシップ型リスク管理の意義 市場型リスク管理というのは、市場におけるリスク資産の売買によるポジション調整を前提したリスク管理、即ち、「リスクを売るリスク管理」ですが、リレーションシップ型リスク管理は、リレーションシップ(社会関係性)の中で、逃げない、即ち、売らない前提での、「リスクをとるリスク管理」です。 投資戦略論