20210422 投資信託の実演販売 金融機能は目に見えません。しかし、住宅が見えているから、見えない住宅ローンが成立し、大切な我が子の顔が見えているから、自分に対する死亡保障が成立するのです。では、投資信託において、何が見えているのでしょうか。 投資信託 金利生活
20210415 雨の日に傘に勝るものを貸せる金融であるために 金融には多数の専門領域がありますが、金融機関は、顧客のおかれた状況に応じ、適切な機能を選択して提供すべきであって、融資という傘が貸せないときは、資本という雨合羽を貸せばいいし、経営支援という軒先を貸せばいいのです。 フィデューシャリー・デューティー
20210408 筑波山から世界の先端に躍り出た蝦蟇の油売り 使ってみないとわからない商品の機能について、売り手が顧客の目の前で実際に使って見せて、その優秀さを証明して売る、これが実演販売です。今や、テレビやインターネットを通じた実演販売は非常に盛んですが、その背景は何か。 フィデューシャリー・デューティー
20210401 共感が顧客基盤をコミュニティにするとき 豊かな社会においては、商品は飽和し、消費の多様化が進行します。消費者は、商品の効用だけを求めているのではなく、効用以上の多様な何かを求めているのですが、例えば、その一つは商品への共感であり、商品の製作者への共感です。 フィデューシャリー・デューティー
20210325 規制業としての金融の解体と高度化 金融は規制業の代表ですが、社会構造の大きな変動は、既に規制の目的を失わせてはいないか、新たな金融機能の役割に対応した本質的な改革は、金融規制の枠を超えて、むしろ規制業としての金融の解体をもたらすのではないか。 金融の脱構築
20210318 晴れた日に傘を貸す金融が終わるとき 普通の商業においては、顧客の個別具体的な需要に応えればよく、人としての顧客そのものを知る必要はないのですが、金融においては、金融庁が顧客本位というように、顧客そのものと真摯に向き合うことが求められるのは、なぜなのか。 フィデューシャリー・デューティー
20210311 幻想としての顧客と真の顧客 人や物が具体的な人や物として立ち現れるのは、その人や物に注意を向け、何らかの交渉をもつときで、それまでは、人や物は目に映った像にすぎないのです。では、商業において、人が顧客として立ち現れるとは、いかなる意味をもつのか。 フィデューシャリー・デューティー
20210304 賢い国民に投資教育は有害だ 投資教育においては、国民の間に投資についての知識が不足しているために、投資信託等による資産形成が普及しないと想定されていますが、それは、飲食店がはやらない理由として、その店の味を美味しいと思わない客の味覚の貧困をあげるのと同じように、おかしなことではないでしょうか。 金利生活
20210225 資産が膨らめば夢も膨らむ 人には将来の夢があり、それを早く実現をするためにローンがある、かつて、スルガ銀行は、このことを夢に日付をいれると表現し、大成功を収めました。しかし、今となれば、ローンで日付を前倒すよりも、資産形成で後ろ倒すほうが重要なのです。 金利生活
20210218 なぜ信用金庫には顧客の顔が見えるのか 信用金庫などの協同組織金融機関においては、顧客の顔の見えていることが銀行に対する差別優位だとされています。では、銀行には顧客の顔は見えないのか、なぜ信用金庫には銀行に見えないものが見えるのか。 地方創生