20240229 金融の顧客本位は過剰情報で顧客に苦痛を与えていないか 事業者の顧客に対する真の義務は、情報の提供ではなく、情報の提供が不要になるほどの最高度の信頼関係のなかで、顧客の最善の利益を保証することではないのか。 フィデューシャリー・デューティー
20240222 内閣府の消費者委員会が消費者の幸福に括弧を付けるわけ 「消費者の「幸福」という価値」といい、「消費者にとって苦痛がなく利便性を享受できている「安全」な状態」という有識者懇談会は、有識すぎて、あまりにも哲学的に難解ではないか。 フィデューシャリー・デューティー
20240215 これで企業年金の資産運用から母体企業と親密な業者を排除できる 企業年金による投資運用業者の選定において、利益相反の恐れのある事態の蔓延は、利益相反の不存在を証明する責任が課されたことで、李下に冠を正さずの原理のもとに、一掃されます。 年金基金 金融行政方針
20240208 顧客本位は営業話法ではないぞ、科学的な最善の追求だぞ 法律の文言にある「顧客等の最善の利益を勘案しつつ」を行為規範とするとき、法律の主旨に適うためには、どのような具体的な要件が充足されるべきなのか。 フィデューシャリー・デューティー
20240201 顧客の利益に適っていても最善の利益には反し得ること 最善のものは、ある条件のもとで、たった一つに特定されます。逆に、条件が異なれば、各条件に応じて、最善のものは無数にあり得ます。さて、法律にいう「顧客等の最善の利益」とは何か。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20240125 売るも親切、売らぬも親切の誠実公正義務 金融サービス提供者が負う誠実公正義務について、前原誠司議員が「売らぬも親切」の法理を導いた以上、「貸さぬも親切」も法規範になったというべきではないか。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20240118 前原誠司先生が明らかにした「売らぬも親切」の立法化の意義 法律改正により、金融サービス提供者が新たに負うことになった誠実公正義務について、前原誠司議員の国会での質問をもとに、その真の意義を考えます。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20240111 前原誠司先生の高い見識による金商法等改正法解説 昨年の11月20日に成立した改正法の「金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律」について、前原誠司議員の国会での秀逸を極めた質問は、見事な解説になっています。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20231221 前原誠司議員が鋭く突いた「顧客等の最善の利益」の意味 新たに成立した金商法等改正法の審議過程において、前原誠司議員は極めて鋭い質問をしています。では、どこに前原先生の問題意識があったのか。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20231214 企業年金を正しく設計すると資産運用が正しくなる 今後、確定給付企業年金が改めて注目されていくはずですが、正しい議論のあり方は、人事戦略上の効果、制度に内在する費用、資産運用方針の合理性の順に検討することです。 年金基金