20120524 厚生年金基金の誤算 厚生年金基金制度が作られて以降、当然ながら社会は大きな変化を続けてきました。かつて危機の兆候として認識されていたものが、今や遥かに深刻度を増した現実の問題として顕在化しています。厚生年金基金の存立基盤を再確立するために、我々が知っておかなければならない歴史とはなんでしょうか。 厚生年金基金(2012)
20120517 浅はかな厚生年金基金廃止論を撃つ 厚生年金基金の財務状況悪化問題をめぐり、民主党の作業部会は、将来的な基金制度廃止の考えを打ち出しました。これは社会にとって、一体どのような影響を及ぼす発案なのでしょうか。複雑な仕組みを持つ厚生年金基金制度について、その歴史的変遷を目の当たりにしてきた森本紀行が解説。基金制度の本質を詳らかにする、必読のシリーズです! 厚生年金基金(2012)
20120510 厚生年金基金の資産管理・運用に携わる者に求められる基本的な資質 厚生労働省は4月24日、第二回「厚生年金基金等の資産運用・財政運営に関する有識者会議」を開催しました。その中で、企業年金連合会常務理事・運用執行理事の濱口大輔氏は、「厚生年金基金の運用執行理事には、"運用経験者"の配置を原則義務付ける」ことを提言。一見当然と思われる内容ですが、この発言が、基金関係者内に大きな波紋を投げかけています。一体、何が問題となっているのでしょうか。 厚生年金基金(2012)
20120426 原子力発電所の再稼働か電気の安定供給義務か 「安全」の二文字を掲げ、自らの政治を主張している橋下大阪市長。民意をつかむその手腕は巧みですが、生活の仕組みが電気の安定供給を前提に成り立っている以上、原子力発電の早急な停止が、国民負担の急増を招くこともまた事実です。経済効率性だけでは割り切れない、この問題の落としどころは一体どこにあるのでしょうか。 原子力発電の行方(2011)
20120419 原子力発電で上手に政治をする橋下大阪市長 原子力問題に関して、あくまで民意を問う必要性を主張し、民主党の統治能力を批判した橋下徹大阪市長。民主主義の原則は、"民間事業"である原子力発電が抱えざるを得ない命題を改めて浮かび上がらせます。"不信感"をはらんだ民意に対し、政府はどのように応えるべきなのでしょうか。 原子力発電の行方(2011)
20120412 東京電力と総合型厚生年金基金の無念と自責を思う 東電問題、AIJ問題に共通する、現在の報道における"公正さ"の問題を再指摘。感情的な議論が交わされる一方で、例えば業界の歴史を作り上げてきた人々の倫理観、使命感などは見過ごされがちです。1990年以来、22年に及ぶ厚生年金基金の資産運用の歴史とともに歩んできた専門家として、その想いを語ります。 AIJ年金消失問題(2012) 東京電力問題(2011)
20120405 東京電力は料金値上げ分支払拒否にどう対応するのか 企業向け電気料金の値上げに続き、家庭向け料金の値上げも発表した東京電力。契約非更新の顧客に対し、電気の供給停止を示唆したそのやり方には多くの批判の声が上がりました。東京電力が犯した"失態"の詳細を紐解くと共に、その根底にある「政治の責任」問題を指摘します。 東京電力問題(2011)
20120329 東京電力とAIJにみる報道の良識と国民の批判精神 AIJ企業年金資金消失問題は、報道の持つ力と、それ故の問題点をも改めて明らかにしました。報道にあるべき「良識」、そして何より受け手である国民に求められる姿勢とは? 東京電力問題にも言及し、民主主義の要たる「批判精神」の必要性を説きます。 AIJ年金消失問題(2012) 東京電力問題(2011)
20120322 AIJ問題は投資運用業の埒外における犯罪的行為である 前回に引き続き、AIJ企業年金資金消失問題について言及。果たして今回の事件は、本当に「投資顧問業界」のひずみが引き起こしたものなのか。資産運用専門家の視点から分析し、今本当に問われるべき問題点を明らかにします。 AIJ年金消失問題(2012)
20120315 AIJ年金消失問題という問題 AIJ投資顧問なる投資運用業の会社があり、同社が企業年金から受託していた資産の大半が「消失」してしまったらしい、そのような報道が世を騒がしているようですね。一体、どういうことなのでしょうか。 AIJ年金消失問題(2012)