20230921 こうすれば金融機関は顧客の最善の利益のために働かざるを得なくなる 最近の千葉銀行等のように、顧客の利益に反したものが淘汰もされずに堂々と存続するなかで、金融機関に顧客の最善の利益を実現させることは、いかにして可能なのか。 金融行政方針
20230914 ある法律の数奇な運命を支配した金融改革への執念 制定時には異色を放った法律は、斬新すぎて、直ちに日陰に放置され、数奇な運命のもと、長い時を経て、陽の当たる場所に再登場し、更なる飛躍を目指しています。 金融行政方針
20230907 金融機関の淘汰と非金融への展開で金融は成長する もはや金融は特殊な領域ではなく、その成長があり得るとすれば、商業の常識である顧客本位の徹底、劣悪な金融機関の淘汰、非金融との境界の消滅が前提になるわけです。 フィデューシャリー・デューティー 金融行政方針
20230831 限りなき欲望による狂った浪費と経済合理的な賢い消費 稀覯書の市場では、需要は不動で、実用性のある廉価な古書の市場では、需要の変動に供給が即応し、普通の優良古書の市場では、需要の変動が古書店を淘汰するのは、なぜなのか。 アートな投資
20230824 銀行とノンバンクの連携構想における異色の登場人物 銀行とノンバンクとの間で機能の相互補完を目指す連携は、常に、様々な形態で構想されていて、当然に失敗した事案もあるのですが、そこから見事に復活する人々もいるわけです。 スルガ銀行(2018) 金融の脱構築
20230810 銀行が普通の会社になるとき誰が一番困るのか 中古車販売会社のビッグモーターの不正が損害保険の需要を創造し、スルガ銀行の不正が融資の需要を創造していたことは、金融における真の成長とは何かについて、深刻な反省を強いるものです。 金融の脱構築
20230803 どう銀行が変わると銀行持株会社が普通の持株会社になるのか 普通の持株会社では、子会社に銀行があっても、他の子会社の業務は制限されないのに、銀行持株会社では、銀行の兄弟会社の業務範囲が厳しく規制されるのは、不合理ではないか。 金融の脱構築
20230727 クレディセゾンとスルガ銀行の提携が成功し得ないわけ クレディセゾンとスルガ銀行の提携は、両社が厳格に規律を守れば、成果を生むはずがなく、成果と称するものが生まれるとしたら、両社の規律の弛緩のもとで、危険な帰結を招くかもしれません。 コーポレートガバナンス 金融の脱構築
20230720 バンクとノンバンクとの間の越え難き壁を越えるには バンクとノンバンクは、明確に棲み分けているからこそ、それぞれの存在意義が光るのであって、両者の厳格な規律のもとでの連携はあり得ても、安易な提携や統合はあり得ません。 金融の脱構築
20230713 メザニンは劣後しているからこそ優先されるという逆説 企業の資金調達において、負債に優先劣後関係が設けられることがありますが、一般に、劣後した負債ほど、優先的に弁済されます。さて、劣後したものほど優先されるとは、どういうことか。 成長戦略 投資戦略論