20090601 不透明な金融情勢下でのPrivate Equity Fundの戦略と実務(その1... 金融市場を駆け抜けた激震は、かつて経験のない速さと深さで実体経済における深刻な景気後退につながっていった。2009年2月の鉱工業生産指数は前年同月比▲38%、在庫率158.5は同+61%、稼働率指数60.5は同▲44%とすさまじい。悲観一色となるのもやむを得ないが、ピンチの裏にチャンスあり。
20090528 金融そのものへ!(後編) 昨年の10月3日のコラム「金融危機にみる保険(リスクヘッジ)とモラル・ハザードの関係」の中で論じましたように、債権者と債務者の間の私的な相対(あいたい)取引である融資を市場化するのには、超えてはならない限界があるということです。 投資哲学
20090521 金融そのものへ!(前編) このコラム、そもそも、投資とは何か、という根源を問うことを目的にしておりまして、その限りで哲学的です。今回は、投資よりもずっと上へ遡って、金融そのものを問題にしてみたいと思います。 投資哲学
20090507 「ブリダンの驢馬」もしくは「亀を抜けないアキレス」(前編) ジャン・ブリダンは13世紀のフランスの哲学者です。このブリダンの名に因んだ有名な哲学上の難問があります。それが「ブリダンの驢馬」です。 投資哲学
20090430 元も子もなくなるから資産を守れ!(後編) 例えば、不動産投資とは、ただ単に不動産を所有することではあり得ません。同じ物件でも、テナント政策や営業の巧拙、改修等の管理方法の巧拙によって、賃料収入の量と安定性は、異なってきます。 投資哲学
20090423 元も子もなくなるから資産を守れ!(前編) 実はこれ、私にとって、自己満足度の高いものです。お気に入りです。最近では、投資の本質とは乳牛を飼うことだ、との喩えを好んで用いております。 投資哲学
20090416 徹底的に起業を科学する(後編) 起業、即ち業を起こすとはどういうことでしょうか。資産運用の世界には、この業を起こすことに投資するベンチャーキャピタルが存在します。今回は、このベンチャーキャピタルをめぐる問題を検討してみたいと思います。
20090409 徹底的に起業を科学する(前編) 資産運用の世界には、この業を起こすことに投資するベンチャーキャピタルが存在します。今回は、このベンチャーキャピタルをめぐる問題を検討してみたいと思います。
20090402 他人の損失で自己の利益を得るなかれ(後編) このような市場指数に基礎をおいた投資の考え方に、どの程度の意味があるのか、ということを今回は論じようとしているわけではありません。これは、次の機会にやりましょう。そうではなくて、今いいたいことは、市場指数という平均値を基準に議論している以上、勝ちと負けの合計は理論的にゼロである、ということです。完全なゼロ・サムの議論なのです。 投資哲学