20090618 『切手でもうける本』の話 昨年の8月21日の本コラムは、「絵画・切手・ワインは「適格」な投資対象か」というものです。この中で、絵画とワインは機関投資家にとっての適格な投資対象に構成しうるが、切手は無理であろう、ということを書きました。 アートな投資
20090611 「ナンピン」を考察する 日本証券業協会の証券教育広報センターのウェブサイトには、「相場格言集」というのがあって、面白いです。前回のコラムで取り上げた「損切り」は、「見切り千両」という格言になっています。また、この同じサイトには、「ナンピン」の解説もあります。 投資戦略論
20090604 「損切り」を考察する 損切り、あるいはロス・カットというのは、保有している株式などの投資対象の価格が下落して、事前に決めた損失額の上限に達したときに、それ以上の損失を避ける目的で売却することをいいます。 投資戦略論
20090601 不透明な金融情勢下でのPrivate Equity Fundの戦略と実務(その1... 金融市場を駆け抜けた激震は、かつて経験のない速さと深さで実体経済における深刻な景気後退につながっていった。2009年2月の鉱工業生産指数は前年同月比▲38%、在庫率158.5は同+61%、稼働率指数60.5は同▲44%とすさまじい。悲観一色となるのもやむを得ないが、ピンチの裏にチャンスあり。
20090528 金融そのものへ!(後編) 昨年の10月3日のコラム「金融危機にみる保険(リスクヘッジ)とモラル・ハザードの関係」の中で論じましたように、債権者と債務者の間の私的な相対(あいたい)取引である融資を市場化するのには、超えてはならない限界があるということです。 投資哲学
20090521 金融そのものへ!(前編) このコラム、そもそも、投資とは何か、という根源を問うことを目的にしておりまして、その限りで哲学的です。今回は、投資よりもずっと上へ遡って、金融そのものを問題にしてみたいと思います。 投資哲学
20090507 「ブリダンの驢馬」もしくは「亀を抜けないアキレス」(前編) ジャン・ブリダンは13世紀のフランスの哲学者です。このブリダンの名に因んだ有名な哲学上の難問があります。それが「ブリダンの驢馬」です。 投資哲学
20090430 元も子もなくなるから資産を守れ!(後編) 例えば、不動産投資とは、ただ単に不動産を所有することではあり得ません。同じ物件でも、テナント政策や営業の巧拙、改修等の管理方法の巧拙によって、賃料収入の量と安定性は、異なってきます。 投資哲学
20090423 元も子もなくなるから資産を守れ!(前編) 実はこれ、私にとって、自己満足度の高いものです。お気に入りです。最近では、投資の本質とは乳牛を飼うことだ、との喩えを好んで用いております。 投資哲学