成長資本

2016/06/27更新
2010/5/6掲載コラムにて弊社代表・森本が作った新語。産業の成長を金融機能によって支援するということが、金融の社会的使命であるが、当時の金融行政は、日本の成長に対する金融の役割や成長のための金融のあり方の設計という視座を欠いていると批判した。銀行等金融機関の資本規制等が強化された結果、「投融資型の積極的な資金供給」が行われにくくなっており、従来型の「投融資」を、成長資本という「投資」と、銀行等の金融機関による「融資」に分け、私的な関係性(リレーションシップ)に立脚した成長資本という枠組みに、委ねるという新しい発想が必要であると説いた。しかし、2016年6月現在、金融庁は、森長官のもと、金融行政の革命的転換を図っている。

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