マイナス金利

2016/06/27更新
金利の下限を取り払い、マイナスの金利を許容すること。従来からの金融緩和政策の程度を強化したものであり、まさに、日銀の不退転の覚悟を示すものである。結局、事実として、「企業コンフィデンスの改善や人々のデフレマインドの転換」が生じないなかでは、金融緩和政策を徹底しても効果はなく、政策は、どこまでいっても補助的機能であり、経済の動態に作用する主因ではない。主因は、カネを使い切る産業界の決断である。カネは、先に使う、そうすると、必ず太って戻ってくるというのは、アベノミクスがいう好循環のことである。

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