マクロ・プルーデンス(Macro Prudence)

2016/07/07更新
金融庁の「モニタリング基本方針」にて、重点施策の第四番目に掲げられている概念。プルーデンスというのは、自己の行動が周辺に与えるであろう諸影響に対して、事前に合理的かつ総合的な顧慮を十分に払うことを意味し、マクロとは、全金融機関の行動の集積がもたらす影響のことを意味する。金融庁は、「マクロ・プルーデンス」を通じて、個々の金融機関に対して、ミクロのプルーデンスを求めていると考えられ、全ての金融機関が「ベストプラクティス」を目指せば、「目指すべきベストプラクティスは、画一的なものではなく、各金融機関が自主的に創意工夫を凝らしながら目指していくものである」以上、ミクロとマクロにおけるプルーデンスが、同時に実現する。

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