ブランド(Brand)
2016/12/08更新ブランドとは、顧客からの高い評価、とりもなおさず、その企業の価値そのものであるが、実際には、神話といってもいいような思い込みに近いものである。しかし、そのような神話を創造できているからこそ、ブランドとして機能し、企業価値を支えることができるのである。ブランドの神話は、社外においては、自社の製品やサービスに対する顧客の信頼の象徴であり、社内においては、自社の製品やサービスに対する誇りの象徴だが、同時に、その自負は、顧客からの信頼を裏切ることはできないという責任へと昇華されることで、ブランドとして、企業価値として、確立されるのである。現代社会の変化の速度からして、ブランドに安住したとたん、顧客の信頼を裏切ることになり、企業価値は崩壊する。ブランドは、日々新たなるものとして、企業の経営努力により、進化され、深化されるからこそ神話として機能するのである。