バンドリング、リバンドリング、アンバンドリング(Bundling、Rebundling、Unbundling)

2017/01/05更新
金融機能は多くの場合、独立した単一機能ではなく、複合機能に構成されて(バンドリング)、金融機関から提供されているが、金融機関の視点を排して、利用者の視点で見た場合、バンドリングされた機能を一旦すべて解体(アンバンドリング)し、利用者の視点で再結合(リバンドリング)することが不可避となる。金融機能のアンバンドリングが必要なのは、金融機能を純化させて、その本来の目的を再考するためであり、そのとき、金融機関の立場からする金融機能提供ではなく、本来の金融の目的からする金融機能の提供のあり方への道が開かれる。金融機能のアンバンドリングは、金融機関の解体をもたらすが、それは、直ちに、顧客の視点でのリバンドリングを誘発するので、解体された金融機関は再編成され、結局は大きな持ち株会社のもと、顧客の視点で再編され、かつ利益相反管理が徹底されるなかで、子会社群としてぶら下がるようになると思われる。

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