加重平均資本コスト
2024/07/11更新どの企業も、その営む事業が経済合理的ならば、資本構成上の最適な資本の比率は100%よりも低くなり、事業の不確実性が低ければ低いほど、資本の最適な構成比は小さくなります。従って、事業の不確実性が測定できれば、それに応じて最適資本構成が決まり、最適資本構成が決まると、その加重で負債の金利費用と資本コストとの平均を求めることで、その事業の理論的な資金調達費用が決まります。これが加重平均資本コスト(weighted average cost of capital、略してWACC)です。