不動産の運用については、「本質は、賃料収入を得ることなので、将来的な価格上昇は見込むべきではない」と回答した方が全体の71%

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今回の調査の対象は弊社月例資産運用セミナーにご参加頂いた機関投資家をはじめとする資産運用業界関係者で、全参加37名中24名の方に、キャッシュフローを生む力としての資産価値という視点に立った時の資産評価 / 債券、株式、不動産の運用について、アンケートにご協力頂きました。



<br /><br />Q1 「キャッシュフローを生む力としての資産価値」という視点にたったとき、会計的な目的において、資産評価に用いる指標として、どれが適切でしょうか。一番近いと思われるものを、一つだけお選びください。

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1. 市場価格(いわゆる「時価」)
2. 推計キャッシュフローの現在価値として計算される理論価値
3. 推計キャッシュフローに重要な変化がない限り、取得価格(簿価)を用い、キャッシュフローの減少が見込まれる限りにおいてのみ、適宜、減損処理すればよい
4. その他


結果は、2の『推計キャッシュフローの現在価値として計算される理論価値』が、42%と、最も多い回答となりました。



Q2 債券の運用について、どのようにお考えでしょうか。どちらかといえば、より近いほうを選択ください。


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1. 金利収入を得ることが目的なので、適宜、入替えを行うにしても、原則としては、満期まで保有する前提で銘柄選択を行う
2. 価格変動を見込んだトータル・リターンで考えるべきなので、原則としては、途中売却の可能性が高いことを前提に銘柄選択を行う



こちらは、1の『金利収入を得ることが目的なので、適宜、入替えを行うにしても、原則としては、満期まで保有する前提で銘柄選択を行う』が、54%と最も多い回答となりました。



Q3 株式の運用について、どのようにお考えでしょうか。どちらかといえば、より近いほうを選択ください。


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1. 株式の理論価格は配当流列の現在価値なので、将来の配当余力を基準に銘柄選択を行う
2. 企業価値の本質は、内部留保の将来へ向けた投資能力にあるので、成長戦略を基準に銘柄選択を行う


こちらは、2の『企業価値の本質は、内部留保の将来へ向けた投資能力にあるので、成長戦略を基準に銘柄選択を行う』が、54%と最も多い回答となりました。



Q4 不動産の運用について、どのようにお考えでしょうか。どちらかといえば、より近いほうを選択ください。


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1. 不動産投資の本質は、賃料収入を得ることなので、将来的な価格上昇は見込むべきではない
2. 確かに賃料収入を得ることが目的だとしても、インフレ等による賃料の上昇により、結果的に不動産価格の上昇をもたらす点が、より重要な要素である


こちらは、1の『不動産投資の本質は、賃料収入を得ることなので、将来的な価格上昇は見込むべきではない』が、71%と半数を超え、最も多い回答となりました。




“キャッシュフローを生む力としての資産価値”セミナーテーマにおけるアンケートは以上となります。
なお、本セミナーのまとめや、当日配布資料についてはセミナーレポートからご覧頂けます。

次回、2011/9/14(水)開催・HC資産運用セミナーは日本の年金資産運用の歴史となります。
是非とも皆様のご参加をお待ちしております。