流動性の低い資産の組入れの検討については様々な意見で結果が分かれる

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今回の調査の対象は弊社月例資産運用セミナーにご参加頂いた機関投資家をはじめとする資産運用業界関係者で、全参加30名中15名の方に流動性の低い資産の組入れについて、アンケートにご協力頂きました。

<br /><br />Q1 平均的な年金基金にとって、流動性の低い資産の組入れに上限を設けるとしたら、総資産の何パーセントくらいが適当だと、お考えでしょうか。 一番近いものを、一つだけ、お選びください。

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1. 5%以下
2.10%以下
3.20%以下
4.30%以下
5.50%以下
6.そもそも上限など不要



結果は、3の『20%以下』、6の『そもそも上限など不要』がともに40%という回答になりました。

<br /><br />Q2 もしも、流動性の低い資産を投資対象として積極的に検討するとしたら、その魅力は、どのような点に、見出されるのでしょうか。一番近いものを、一つだけ、お選びください。


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1. 相対的に、流動性の高い資産に比べて、割安である
2. 時価評価による影響が小さい
3. 債券や株式との相関が低い
4. 運用者による付加価値(バリューアップ)を期待できる
5. その他



結果は、3の『債券や株式との相関が低い』、5の『その他』が27%ずつと、分散的な回答となりました。

<br /><br />Q3 逆に、流動性の低い資産を投資対象として積極的に検討し難いとしたら、その難点は、どのような点に、見出されるのでしょうか。一番近いものを、一つだけ、お選びください。


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1.不測のキャッシュフローに備えた売却可能性は必要
2. 資産全体のリスク管理上、売却によるリスク調整は必要
3. 時価評価がなされなければ、資産の適切な管理ができない
4. 運用者の技術に依存する度合いが大きすぎる
5. 成果が出るまでの時間が長すぎる
6. わかりにくい
7. その他

結果は、2の『資産全体のリスク管理上、売却によるリスク調整は必要』が27%と、最も多い回答となりました。



“非流動資産への投資の魅力”セミナーテーマにおけるアンケートは以上となります。
なお、本セミナーのまとめや、当日配布資料についてはセミナーレポートからご覧頂けます。

次回、2011/12/14(水)開催・HC資産運用セミナーは「いい運用会社」とは~プロフェッショナル倫理とプロフェッショナルを活かす組織的条件~となります。
是非とも皆様のご参加をお待ちしております。