日本の国債の「信用リスク」について、「潜在的な信用リスクは、利回りに反映しておらず、投資対象として魅力がない」との答えが45%
今回の調査の対象は、弊社月例資産運用セミナーにご参加頂いた機関投資家をはじめとする資産運用業界関係者で、全参加44名中26名の方に、日本の国債の「信用リスク」についてアンケートにご協力頂きました。
<br /><br />Q1 日本の国債の「信用リスク」について、どのように、お考えでしょうか。一番近いものを、ひとつだけ、お選びください。
1.そもそも、国債について信用リスクを論じることに、実益はない。
2.理論的には、一定の信用リスクはあるが、実務上は、ないものと看做さざるを得ない。
3.信用リスクがあるにしても、それは、利回りに合理的に反映しているはずだ。
4.潜在的な信用リスクは、利回りに反映しておらず、投資対象として魅力がない。
5.その他
結果は、4の「潜在的な信用リスクは、利回りに反映しておらず、投資対象として魅力がない」が45%と、最も多い割合の回答となりました。
2.理論的には、一定の信用リスクはあるが、実務上は、ないものと看做さざるを得ない。
3.信用リスクがあるにしても、それは、利回りに合理的に反映しているはずだ。
4.潜在的な信用リスクは、利回りに反映しておらず、投資対象として魅力がない。
5.その他
結果は、4の「潜在的な信用リスクは、利回りに反映しておらず、投資対象として魅力がない」が45%と、最も多い割合の回答となりました。
<br /><br />Q2 結果は、4の「潜在的な信用リスクは、利回りに反映しておらず、投資対象として魅力がない」が45%と、最も多い割合の回答となりました。
1.価値のないものからは価値のあるものは生まれ得ず、格付は欺瞞であり、投資できない。
2.サブプライムも全く価値がないわけではなく、その価値のある部分だけを切り出して作られた証券なのだから、 格付を信じて投資してよい。
3.格付を客観的に検証する方法がないのだから、そもそも、投資対象として検討し得ない。
4.現債権に遡って精査し実質的価値を検証するのが運用会社の仕事であるので、そのような仕事ができる限りにおいて、 投資可能。
5.その他
結果は、4の「現債権に遡って精査し実質的価値を検証するのが運用会社の仕事であるので、そのような仕事ができる限りにおいて、 投資可能」が64%と、最も多い割合の回答となりました。
2.サブプライムも全く価値がないわけではなく、その価値のある部分だけを切り出して作られた証券なのだから、 格付を信じて投資してよい。
3.格付を客観的に検証する方法がないのだから、そもそも、投資対象として検討し得ない。
4.現債権に遡って精査し実質的価値を検証するのが運用会社の仕事であるので、そのような仕事ができる限りにおいて、 投資可能。
5.その他
結果は、4の「現債権に遡って精査し実質的価値を検証するのが運用会社の仕事であるので、そのような仕事ができる限りにおいて、 投資可能」が64%と、最も多い割合の回答となりました。
<br /><br />Q3 ユーロ圏の各国の国債を適当に合成することで、日本国債と同等の格付のものを作ることができますが、その金利は、通貨を完全にヘッジした後でも、日本国債を相当に上回ります。そのような、ユーロ合成国債について、どのように、お考えでしょうか。一番近いものを、ひとつだけ、お選びください。
1.魅力的であり、投資したい。
2.魅力的だが、とても投資できない。
3.魅力的なのは見かけの問題で、実質的には、日本国債以上の価値はない。
4.その他
結果は、1の「魅力的であり、投資したい」が31%と最も多く、2の「魅力的だが、とても投資できない」と3の「魅力的なのは見かけの問題で、実質的には、日本国債以上の価値はない」がともに27%と、分散した割合の回答となりました。
2.魅力的だが、とても投資できない。
3.魅力的なのは見かけの問題で、実質的には、日本国債以上の価値はない。
4.その他
結果は、1の「魅力的であり、投資したい」が31%と最も多く、2の「魅力的だが、とても投資できない」と3の「魅力的なのは見かけの問題で、実質的には、日本国債以上の価値はない」がともに27%と、分散した割合の回答となりました。
“「クレジット投資の魅力-信用供与メカニズムの構造問題と投資機会 -”セミナーテーマにおけるアンケートは以上となります。
なお、本セミナーのまとめや、当日配布資料についてはセミナーレポートからご覧頂けます。
次回、2012/4/11(水)開催・HC資産運用セミナーは『債券運用におけるニッチな投資領域の魅力―金利リスクが支配する領域での付加価値源泉の分散―』となります。
是非とも皆様のご参加をお待ちしております。
« prev | next » |