20141030 日本郵政の上場についての疑問 政府は、政府が発行済株式の全てを保有している日本郵政株式会社について、その保有株式を売却処分するために、2015年の春には、上場準備を完了させる方向で、具体的な動きを始めています。詳細は未定のところが多いようですが、そもそも、成長戦略なき上場はあり得ないわけで、肝心要の日本郵政の未来の姿は、描けているのでしょうか。 日本郵政(2014)
20141023 金融庁のいうフィデューシャリー・デューティーとは何か 金融庁は、「平成26事務年度金融モニタリング基本方針(監督・検査基本方針)」のなかで、初めて、フィデューシャリー・デューティーという新しい概念を導入しました。金融庁の重点施策である「資産運用の高度化」との関連で、その鍵になる概念として登場してきたのですが、さて、その意味するところは何か。 金融行政方針
20141016 三井住友銀行で一番売れている投資信託 三井住友銀行のウェブサイトを見ると、投資信託の案内をしているところに、ファンドランキングというのがあって、同行での販売額の順位を知ることができます。では、この原稿を書いている時点で、一番売れている投資信託は、どういうものなのか。 投資信託 金利生活
20141009 金融庁に「高度化」を求められた資産運用の貧困 金融庁は、「平成26事務年度金融モニタリング基本方針(監督・検査基本方針)」に、重点施策の三番目として、「資産運用の高度化」を掲げました。金融機関にして、資産運用の高度化を求められるとは、現状の程度が低いとの金融庁の認識を突き付けられたわけですから、さても、このお叱りに、金融界として、いかに対応すべきか。 金融行政方針
20141002 金融モニタリング基本方針の画期的な意義 金融庁は、9月11日に、「平成26事務年度金融モニタリング基本方針(監督・検査基本方針)」を公表しました。これは、形式といい、内容といい、金融行政が全く新しい段階に入ったことを示しており、まさに歴史を画するものとして、字義通り、画期的な意義をもつものです。では、どこが、画期的なのか。 金融行政方針