vol.38 危機における市場機能
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市場が危機に面した時、企業が発行する社債等の有価証券が売られ、売りが売りを呼ぶという市場暴落がおきます。プロシクリカリティ(景気循環増幅効果)といいます。単一的な運用が支配的になると、多数の投資家が一斉に類似の投資行動を起こす可能性が高まり、市場の危機抵抗力低下につながります。米国は市場参加者に多様性と厚みがあり、市場機能は機能しやすい実態があります。
動画視聴用2022年度資料:https://www.fromhc.com/221108_HCwebinar_38.pdf
テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
「リクィディティ をめぐる諸問題」(2010.4. 1掲載)
リクィディティは、第一に価値の毀損としてのリスクを回避する目的の売却、第二に価格変動としてのボラティリティに対応する売却、第三に現金の払出しのための売却の意味で必要とされます。ただし、リクィディティのある資産は、その対価分だけ期待リターンが低くなります。逆に言えば、リクィディティを必要としない、もしくはリクィディティが必要ない仕組みが作れれば、割安なものに投資できるということです。
「価値の変動と価格の変動」(2009.12.17掲載)
プロに求められるのは、市場価格の変動を価値変化と関係のない単なる振幅としてとらえ、理論価値の変動だけに注目した、長期の視点での運用です。金融危機時の資産担保証券市場は、理論価値自体が棄損したものと、市場要因による価格下落を受けたに過ぎないものとが混在していました。そういった場合に、本源的価値要因と市場要因とを識別できるからこそ、割安なものを拾うことができるのです。
●本テーマに関連した「読んで損しない本」
「マネー資本主義―暴走から崩壊への真相」
2007年のサブプライム・ローン危機に端を発した世界金融危機について、その原因と仕組みに迫るシリーズ番組の内容を本に収めたものです。
●本テーマにおいて抑えるべき用語
・インカム(Income)
・プロシクリカリティ(Procyclicality)
講師・パネリスト紹介

森本 紀行
HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長
東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。
ご視聴方法
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