vol.53 危機における市場機能
※動画視聴IDが必要です。
市場が危機に面した時、企業が発行する社債等の有価証券が売られ、売りが売りを呼ぶという市場暴落が生じる現象を、プロシクリカリティ(景気循環増幅効果)といいます。投資家は市場危機が再来しても市場価格に左右されないよう資産を適正に評価し、投資規律に従って管理する必要があります。
参 加 費 :無料
講演前アンケート:https://forms.gle/sLMvCLu6sNepnZnC7
3/13(木)17:00までにご回答いただけますと幸いです。
動画視聴用2023年度資料:https://www.fromhc.com/231128_HCseminar_38.pdf
※2024年度資料は開催1週間前に掲載予定です
テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
「借金をして不動産投資をすると大損をするわけ」(2022.4.14掲載)
不動産投資では、期待収益率より低い金利で融資を受けることで総合的な期待収益率を高め得るので、借入比率が最適値を超えて過大になりがちです。しかしながら、不動産は、価格が下落するとき、その下落そのものが誘因となって、さらなる価格の下落を招く事態、即ち、プロシクリカリティが生じやすいので借入比率が過大だと破綻に陥りやすいと解説しています。
「価値の変動と価格の変動」(2009.12.17掲載)
プロに求められるのは、市場価格の変動を価値変化と関係のない単なる振幅としてとらえ、理論価値の変動だけに注目した、長期の視点での運用です。金融危機時の資産担保証券市場は、理論価値自体が棄損したものと、市場要因による価格下落を受けたに過ぎないものとが混在していました。そういった場合に、本源的価値要因と市場要因とを識別できるからこそ、割安なものを拾うことができるのです。
「リクィディティ をめぐる諸問題」(2010.4.1掲載)
市場型のリスク管理は、リスクを売ることによるリスク管理であるため、投資対象の売却可能性を前提にしています。しかしながら、流動性のある資産は、その対価分だけ期待リターンは低くなります。従って、流動性を必要としないなら、あるいは、流動性を必要としない仕組みを作ることができれば、割安なものに投資できるということです。売りたくない資産を、見つけ、磨き、末永く保有することが投資の本質だと論じています。
●本テーマに関連した「読んで損しない本」
「マネー資本主義―暴走から崩壊への真相」
2007年のサブプライム・ローン危機に端を発した世界金融危機について、その原因と仕組みに迫るシリーズ番組の内容を本に収めたものです。
●本テーマにおいて抑えるべき用語
・インカム(Income)
・プロシクリカリティ(Procyclicality)
講師・パネリスト紹介
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森本 紀行
HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長
東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。
ご視聴方法
セミナーのご視聴には3つの方法があります。何れも費用はかかりません。①オンラインでのご視聴:ZOOMを使用して、リアルタイムでご視聴いただけます。各テーマの講演終了後には質疑応答の時間を設けております。②セミナー会場でのご視聴:社内に本格的なスタジオルームを新設しました。代表森本の蔵書も展示しております。③オンディマンド配信動画でのご視聴:ご視聴には動画視聴用IDの発行が必要です。「動画視聴ID発行ボタン」よりお手続きください。セミナー開催3営業日後14時半以降、fromHCよりオンディマンドで動画をご視聴いただけます。 動画配信開始は、メールニュース、Twitter、Facebookでもお知らせします。 掲載時にはメールニュース、Twitter、Facebookでお知らせします。メールニュース登録: https://www.fromhc.com/magazine/index
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