1/11(火)15:00~15:40
資産運用セミナー

vol.46 日本の企業年金の資産運用の歴史

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日本の企業年金は歴史的に長期産業資金の確保や雇用の確保などの観点から日本を支え、重要な役割を果たしてきました。企業年金は現在にいたるまで、度重なる金融危機とそれに伴う厳しい投資環境を金融庁による規制緩和、法改正に加え、フィデューシャリー・デューティーの浸透により金融界全体として改善することで、乗り越えてきましたが、まだ道半ばです。投資の原点へと立ち返り、日本を取り巻く環境、構造を理解した上で柔軟に企業年金の運用モデルを変革させていく必要があります。

(文責:翁)
講   師 :森本 紀行
参 加 費 :無料
ウェビナー資料:https://www.fromhc.com/220111_HCwebinar_46.pdf

アンケートの集計結果
Q1. OECD諸国同様、日本においても確定拠出型年金(DC)導入を促進していますが、確定給付型年金(DB)の社会的役割を軽視して移行することについてどう思いますか。
1. 日本は米国並びに諸外国と比較してDC制度が全体的に整っておらず、DCへ移行したとしても恩恵を十分に受けられないため、DBを重視すべき
2. 会計基準の適用など、当初よりもDBの費用が増えていることより、財務的な理由からDCへ移行すべき
3. DBはベネフィットとして重要な役割を持っているため、完全にDCへ移行するのは人事処遇政策的にはあり得ない
4. DBの社会的役割の重要さとDCの財務的なメリットを鑑みて、両方のメリットをとったハイブリットな制度を企業ごとに模索していくべき
5. その他


Q2. DCの普及のために、運用における改善策として最も重要なのは何だと思いますか。
1. 加入者への継続的な投資教育の充実
2. 提案運用商品数の抑制を行うことで投資判断を簡易にする
3. 提案運用商品の適切な選定能力の向上
4. 運用以前のキャリアプランなど個人に応じた投資目的とそれに応じた投資手法の選定
5. その他


Q3. 老後資産形成の重要性が高まっていますが、公的年金、企業年金、個人年金(or貯蓄)の負担として理想的な割合は何対何対何だと考えますか。

テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
さようなら、厚生年金基金」(2014.9.4掲載)
日本の高度経済成長下の産業界において雇用の確保などの観点から重要な存在であった厚生年金基金が事実上廃止となりました。その原因である相互扶助原理について歴史的背景から説明するとともに、厚生年金基金崩壊の反省を生かして、新たな制度を創出することの重要性を論じています。

AIJ年金消失問題という問題」(2012.3.15掲載)
AIJ投資顧問が企業年金から受託していた資産の大半約2000億円が消失した事件について、金融庁の情報開示より先に高度な機密情報が報道機関へ流れていたこと、さらにAIJ問題が資産運用業界全体の信用を揺るがすような誤解を世の中に広めた金融庁の安直な行動について批判しています。

 

●本テーマに関連した「読んで損しない本」 
年金の誤算-企業を脅かす巨大債務の危機-
1990年4月から行われた厚生年金基金法の改正から、バブル崩壊の金融危機以降の大規模な企業年金運用の変革についてまとめた一冊となっております。

●本テーマにおいて抑えるべき用語
オルタナティブ(Alternative)
(文責:翁)

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

HCアセットマネジメント株式会社

TEL 03-6685-0683 
FAX 03-6685-0686