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資産運用セミナー

vol.8 オブジェクトファイナンス

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通常の金融は企業に対するもので、コーポレートファイナンスと呼ばれます。それに対して、企業の資金調達目的、即ちオブジェクトを対象とした金融がオブジェクトファイナンスです。オブジェクトとは、事物であり、目的です。オブジェクトへの金融とは、企業という法人への金融ではなくて、企業が行う「事」への金融、企業が保有する「物」への金融、企業の「資金調達の目的そのもの」への金融です。コーポレートファイナンスにおいては、調達資金の使途は企業の経営裁量に委ねられるため、ガバナンスリスクを発生させるのに対して、オジェクトファイナンスにおいては、資金使途が強く拘束されるため、ガバナンスリスクを回避できます。また、信用リスクの遮断効果が得られる点も重要です。

(文責:森脇)

講   師 :森本 紀行
参 加 費 :無料
セミナー資料:https://www.fromhc.com/210511_HCseminar_8_2.pdf

アンケートの集計結果
Q1.企業のオブジェクトファイナンスについて、どのような印象をお持ちでしょうか。また、どのようにお考えでしょうか。一番近いと思われるものを、一つだけお選びください。
1.    企業にとって、オブジェクトファイナンスを利用すれば、バランスシートのスリム化と資金調達の最適化が実現しやすくなると考えられ、今後は益々機会が増す。
2.    コーポレートファイナンスよりも、オブジェクト毎での調達では、調達コストも上昇し、且、管理が煩雑になるため、今後もなかなかオブジェクトファイナンスは進まない。
3.    不動産や航空機リースのほか電波塔や発電所などオブジェクトファイナンスの対象が広がると投資家としてありがたい。


Q2.ご投資家として、オブジェクトファイナンスの投資機会について、どのようにお考えでしょうか。一番近いと思われるものを、一つだけお選びください。
1.    理解しにくい分野であるため、基本的には投資対象外。
2.    流動性の制約があるため、積極的に投資可能な対象分野ではない。
3.    合理的な企業金融を思われ、オルタナティブの枠内で投資を検討したい。
4.    現段階では投資予定はないものの、関心があるため、さらに深く理解したい。
5.    積極的に投資したい。

テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
オブジェクトへの金融」(2014.7.17掲載)
空運産業における航空機リースを例にとり、企業が保有するモノ(目的)まで遡及していくオブジェクトファイナンスによってモノとコーポレートリスクを切り離すことで、企業倒産からの隔離、企業統治改革へ繋がるという内容です。

銀行は、カネではなくて、モノを貸したらどうだ」(2016.1. 7掲載)
カネかモノか、借りる側の状況を判断しどちらが最適か、貸す側の論理を踏まえて展開しています。カネを貸すのは銀行で、モノを貸すのはリース業というように、金融機能の区分が金融規制により施されています。しかし、昨今では規制の弾力化が多少は進み、金融グループとして産業界に最適な提案ができるのでは、といった内容です。

銀行よ、カネに豊かな色をつけてみよ」(2016.9.1掲載)
銀行が自己固有のバンカビリティの基準をもって、企業の事業性を評価し、ガバナンス改革を促すような毅然たる態度で融資することが、結果的に企業支援となる融資姿勢を貫くことであり、 経済の安定成長につながる、といった内容です。

●本テーマにおいて抑えるべき用語
オブジェクトファイナンス
アセット・ファイナンス(Asset Finance)
トランザクションファイナンス(Transaction Finance)
バンカビリティ(Bankability)

(文責:森脇)

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

HCアセットマネジメント株式会社

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