6/25(火)15:40~16:20
資産運用セミナー

vol.15 シェアリング経済とリース

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金融は、顧客の事業活動と消費生活のなかで補助的機能を演じるもので、提供側と調達側の共通リスクの可視化を図り、共通価値を創造することが最終目標とも言えます。リスクシェアリングとは、金融と実業との間で、事業リスクを負担する割合を調整することです。たとえば、銀行が企業に融資する場合と出資する場合とでは、リスク負担の割合が違います。リース契約の場合も、ファイナンスリースからオペレーティングリースへ、そしてレンタルへと変換していくと、それに応じて、事業リスクは、リース資産を利用している顧客企業からリース会社に順次移行していきます。企業が積極的にとるべきリスクとそうでないリスクを特定し、後者のリスクについては、リスク吸収力が高い先にリスクを移転することで、資本の集中による質の高い産業の創出を可能にすることが、金融の補助的参画による価値創造になります。

(文責:翁)
講   師 :森本 紀行
2023年6月13日当日資料:https://www.fromhc.com/230613_HCwebinar_9.pdf

 

テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
金融におけるディリスキングとリスクシェアリング」(2016.6.23掲載)
金融と顧客の企業との共通課題を共有することがリスクをシェアすることになり、リスクを低下させる、つまり、ディリスクに繋がるといった論考です。

銀行はカネをやめてモノ、ヒト、チエ、コトを貸したらどうだ」(2018.3.1掲載)
金融構造改革、シェアリング経済の再定義といった論考に加え、銀行の機能を企業経営に必要な資源の供給に求め、カネに替わって希少性のあるモノ、ヒト、チエ、コトを貸せばいいのではないかといった論考です。

●本テーマに関連したセミナー
第9回産業金融フォーラム
本フォーラムでは、伝統的な金融機関による融資での資金提供にとどまらず、実業の資金使途に応じたオブジェクトファイナンスの積極的な活用により、産業の発展に資するアイデアを協議し、産業と金融の共通価値創造へ向けた具体策の提示と、将来の金融のあり方について協議します。

●本テーマにおいて抑えるべき用語
リスクシェアリング(Risk Sharing)
ディリスク、ディリスキング(De-risk、De-risking)
コングロマリットディスカウント(Conglomerate Discount)

(文責:翁)

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

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