10/12(火)15:40~16:20
資産運用セミナー

vol.33 資産の分類

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一般に、資産の分類には、四資産分類が用いられ、国内と国外、債券と株式を選択基準の軸として配分が決められます。そこに投資対象の選択はなく、四資産に投資することを前提としています。よって、投資対象の幅が広がれば、区分に属さないものとして、すべて「オルタナティブ」になってしまうのです。
資産配分(アセット・アロケーション)は投資の基本と言われますが、より重要なのは、資産配分の前に資産の選択があり、選択の前には資産の分類があるということです。さらに厳密に言えば、最初に選択の基準があって、それをもとに分類の基準が定められ、分類が行われます。リターンを規定するものは、選択と分類です。

(文責:杉本)
講   師 :森本 紀行
参 加 費 :無料
ウェビナー資料:https://www.fromhc.com/211012_HCseminar_33.pdf

アンケートの集計結果
Q1. 近年、「国内債券・外国債券・国内株式・外国株式」という四資産分類には当てはまらない投資対象が拡大しています。ご所属の団体ではどのような対応をとっていますか。当てはまるものを下記よりお選びください。
1. オルタナティブの枠組みにまとめて入れている
2. 多少無理と感じても、強引に四資産分類に当てはめている
3. 独自の基準や分類の元で管理している
4. 区分に当てはまらないようであれば投資を躊躇する
5. その他
6. 無回答


(Q1.で独自の基準や分類の元で管理していると答えた方)独自の基準や分類とはどのようなものですか。
該当なし

Q3. グローバル株式では、市場指数でも、国別分類と産業別分類がありますが、いずれを優先して管理していますか。
1. グローバル化で国別分類は意味を失っているので、産業別分類を優先する
2. 個別銘柄が重要なので、国別分類も産業別分類も、大きな意味はない
3. 長年の慣習だから、国別分類を優先する
4. その他

テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
アセット・アロケーションとガバナンス」(2010.3.11掲載)
資産運用は配分から個別の銘柄選択まで、一連の階層構造をもった意思決定の連鎖です。分類という作業は、大きな分類から、小さな分類へ降りていきます。意思決定というのは、大きな決定から、小さな決定へ降りていきます。この二つは平行しています。だから分類はガバナンスそのものだと論じています。

アセットアロケーションという誤謬について」(2014.6. 5掲載)
日本の年金の資産運用では、主に四資産分類を前提に配分の議論がなされています。分類とは意思決定のあり方です。あるべき統治構造に紐づいて設定されるべきものであり、配分の議論は分類の検討なくして始まりません。最初から四資産の区分を前提にして、その配分を議論しているような意思決定構造を「アセットアロケーションという誤謬」と表現しています。

アセット・アロケーションとアセットの分類を考える軸」(2010.3.25掲載)
資産分類についての論点を整理したものです。投資家への分配原資となるのは事業キャッシュフローです。資産の分類における大きな軸として、その分配ルールであるキャピタルストラクチャと、事業キャッシュフローそのものの特性を挙げています。

●本テーマに関連したウェビナーテーマ 
vol.6 事業活動と事業キャッシュフロー
vol.11 不動産などの実物資産投資
・vol.52 エンダウメントモデル(2022年2月22日開催予定)

●本テーマにおいて抑えるべき用語
エンダウメント・モデル(Endowment Model)
資本構成(キャピタルストラクチャ/Capital Structure)
アセット・ファイナンス(Asset Finance)  

(文責:杉本)

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

HCアセットマネジメント株式会社

TEL 03-6685-0683 
FAX 03-6685-0686