9/3(火)15:40~16:15
資産運用セミナー

vol.22 資産の分類

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投資において、資産配分(アセットアロケーション)を重視する傾向がありますが、資産配分の前には資産の選択があり、選択の前には資産の分類があります。一般に言われる四資産分類は、歴史的に定められたものであり、所与のものではありません。分類とは、定められた選択と配分の基準に照らして、適宜変更されるものです。資産の分類と選択を適切に行うことこそが、投資において、決定的に重要なのです。

(文責:城)
講   師 :森本 紀行

2024年9月3日当日資料:https://www.fromhc.com/240903_HCseminar_22.pdf
 

テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
上手な投資の秘訣は金利生活者の資産分類だ」(2022.7.28掲載)
近年、年金基金等の機関投資家は、所謂オルタナティブ投資への配分を増やしています。そうなると、オルタナティブの内部における資産選択が重要となってきます。本記事では、金利生活者を例に、機関投資家の投資の目的に立ち返り、資産分類の仕方について解説しています。

アセットアロケーションという誤謬について」(2014.6.5掲載)
日本の年金の資産運用では、主に四資産分類を前提に配分の議論がなされています。配分の議論は分類の検討なくして始まりません。最初から四資産の区分を前提にして、その配分を議論しているような意思決定構造を「アセットアロケーションという誤謬」と表現しています。

●本テーマに関連したセミナーテーマ 
vol.10 事業活動と事業キャッシュフロー
vol.35 不動産などの実物資産投資

●本テーマに関連した「読んで損しない本」 
マネー資本主義―暴走から崩壊への真相
アセット・アロケーションと分散効果のコラムで紹介されている本です。金融危機がどうして起きたのかを、関係者のインタビューを繋いで追っています。様々な思惑が渦巻く中で、統計が当初の目的を忘れて単なる手段として濫用されたことがうかがえます。

●本テーマにおいて抑えるべき用語
資本構成(キャピタルストラクチャ/Capital Structure)

(文責:城)

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

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