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資産運用セミナー

vol.34 資産の選択と配分



資産の配分を考える前に、配分すべき資産の選択が先行し、選択には、さらに分類が先行します。資産の選択の基準は本源的収益の魅力度(質と量)にあり、本源的収益の源泉の分散こそ、本来の分散投資の基本です。価格は必ずしも本源的価値に一致するとは限らず、より有利な投資の機会(バリュー)へ傾斜をかけて配分することで、価格が価値に向かって調整していく過程で、追加的な収益を得ることができます。

(文責:杉本)
講   師 :森本 紀行
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テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
アセット・アロケーションと分散効果」(2010.3.18掲載)
ボラティリティを抑制するために、アセット・アロケーションが考えられます。その効果を十分に発揮するには、単に統計的な意味での分散ではなく、資産の分析に基づくインカム源泉の分散が必要です。インカム源泉の多様化こそが、本当のリスク分散であり、本質的な意味でのリスク分散ができている限り、ボラティリティは無視できるのです。

アセット・アロケーションとアセット・セレクション」(2010.3. 4掲載)
分類と選択を見直さず、配分だけを取り上げて議論しても意味はありません。その中で、資産選択の基準として、第一に本源的価値であるインカム、第二に資本市場の構造的問題などの特殊な本源的収益を生むオポチュニティーが挙げられています。

投資のオポチュニティーと金融の社会的機能」(2010.1.21掲載)
インカム、バリュー、バリューアップに次ぐ投資の基本原則第四の要素は、オポチュニティーです。一時的な、しかしながら深刻な、資金需要があります。例えば金融システムの硬直性に起因する資金の流れの停滞や遮断による資金需要に対して資金を供給すると、通常よりも有利な条件が得られるだろうということです。

●本テーマに関連したウェビナーテーマ 
vol.8 オブジェクトファイナンス
vol.24 ヘッジファンドの基礎編

●本テーマに関連した「読んで損しない本」 
マネー資本主義―暴走から崩壊への真相
アセット・アロケーションと分散効果のコラムで紹介されている本です。金融危機がどうして起きたのかを、関係者のインタビューを繋いで追っています。様々な思惑が渦巻く中で、統計が当初の目的を忘れて単なる手段として濫用されたことがうかがえます。

●本テーマにおいて抑えるべき用語
インカム(Income)
ヘッジファンド(Hedge Fund)
オブジェクトファイナンス
メザニン

 

(文責:杉本)

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

HCアセットマネジメント株式会社

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