vol.39 インパクト投資
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社会的に意義を持つ投資分野には、政府の支援は不可欠である一方、政府主導の場合、非効率性を招き、目的を達成しにくい状況になり得ます。そのため、官民共同で構成し、民間のノウハウを効率的に活用する必要があります。また、社会的インパクト創出のためのイノベーションに金融がどう関わっていくべきかについて考察します。
2024年12月17日当日資料:https://www.fromhc.com/241217_HCseminar_39.pdf
テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
「とかち酒文化再現プロジェクト」(2012.9.3掲載)
産業金融の事例として「十勝での日本酒醸造の復活」を目的としたプロジェクトを取り上げています。日本酒醸造を中核とした産業連関の広がりによって、地方経済の安定的成長基盤の構築を目指したこの取り組みはインパクト投資の好例と考えられます。
「投資におけるインパクトとは何か」(2017.8.17掲載)
資本主義経済は市場を通じた調整作用だけでは、非効率や不均衡を是正できなくなるため、市場の自立作用を補完し、補強し、補正する外部の機能は不可欠ですが、その主体は政府である必要はありません。民間経営のもとで効率化が図られた結果、政府が負担する費用より抑えて同じ政策効果を実現できるとき、インパクト投資が正当化されると述べています。
「公共ファイナンスの視座」(2014.6.26掲載)
上記のコラムでは、国の状況に応じて政府の介入が必要という論点がありました。しかしながら、公共事業は民営事業より効率性が劣る現象は確かに存在します。民営事業は利益を最大化する使命があるために効率性が優れ、公共事業を民営化すれば課題を解決できるという結論を導きやすいものの、公共事業の特性を保全しながら、非効率性の本質を改善できる方法はないか、興味深い問題です。
●本テーマに関連した「読んで損しない本」
「ESG投資とパフォーマンス」
本書は昨今のESG投資をめぐる考え方や論点・課題、実証分析をまとめたもので、幅広い投資家層を対象として、中立的立場で編集されています。
「ON IMPACT」
インパクト投資の祖であるロナルド・コーエン卿により書かれた本書は、世界の動態を捉え、考え方や意思決定における社会・環境へのインパクトの重要について記述されています。
「責任ある投資」
欧米のSRIの歴史的変遷やESG投資などの解説をふまえつつ、「責任ある投資」のあるべき姿について書かれています。
●本テーマにおいて抑えるべき用語
・社会的インパクト投資
・アフォーダブル・ハウジング(affordable housing)
講師・パネリスト紹介
森本 紀行
HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長
東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。
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セミナーのご視聴には3つの方法があります。何れも費用はかかりません。①オンラインでのご視聴:ZOOMを使用して、リアルタイムでご視聴いただけます。各テーマの講演終了後には質疑応答の時間を設けております。②セミナー会場でのご視聴:社内に本格的なスタジオルームを新設しました。代表森本の蔵書も展示しております。③オンディマンド配信動画でのご視聴:ご視聴には動画視聴用IDの発行が必要です。「動画視聴ID発行ボタン」よりお手続きください。セミナー開催3営業日後14時半以降、fromHCよりオンディマンドで動画をご視聴いただけます。 動画配信開始は、メールニュース、Twitter、Facebookでもお知らせします。 掲載時にはメールニュース、Twitter、Facebookでお知らせします。メールニュース登録: https://www.fromhc.com/magazine/index
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