vol.25 リスクテイクとリスク管理
※動画視聴IDが必要です。
企業活動および資産運用においては、意図的にとるリスクと、意図せずに晒されるリスクとを峻別して考える必要があります。何のリスクを意図的に取り、それ以外のリスクを如何に管理するのか。リスクテイクとリスク管理の対象を明らかにして経営資源の集中を図ることが、企業価値の向上や運用の高度化に繋がります。意図的にとるリスクは付加価値源泉になりますが、社会的に価値があるか、有益かを考えて選択することが重要です。
2024年9月17日当日資料:https://www.fromhc.com/240917_HCseminar_25.pdf
テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
「銀行が融資先の企業価値を高める努力をする担保法制の創造」(2024.4.11)
金融機関が本源的なリスクテイクとして与信リスクを取る時、硬直的なリスク管理の下では融資できないものでも、事業性評価の融資によりリスクテイクを見直すことが、顧客との共通価値の創造になるのではないか。
「コスト削減からリスク削減へ」(2020.6.25)
事業経営において、事業の目的として明確な意図を持ったリスクテイクと、それに付随する受動的に取らざるを得ないリスクを峻別することに加えて、リスクとコストの表裏一体の関係性とコスト削減からリスク削減へと移行することの重要性について論じています。
「リスクテイクを徹底すれば投資で損をしないのだ」(2022.6.30掲載)
投資対象としての資産は、必ず現金を創出するもので、本源的に収益を内包していますが、資産価格は変動します。投資の真のリスクである資産価値の毀損に加え、市場参加者の心理的動揺、大口取引による需給の一時的な歪みなど、多種多様なものが複合して価格変動要因として作用します。リスクテイクの徹底とボラティリティ管理の重要性を論じています。
●本テーマに関連した「読んで損しない本」
「地域金融機関の資金運用とリスク管理【改訂版】」
資金運用の基本的な考え方が網羅されている一冊です。資金運用の全体像を整理して記述しており、多くの資金運用に従事する実務担当者にとって非常に参考になります。ミドル部門でリスク管理を担当する方、資金運用部門の担当役員などマイナス金利下での資金運用に悩む方の必読書です。
「リスク―神々への反逆」
統計の基本を数学の歴史から始める本です。人類が、紀元前から世の中の色々な物の変動に悩まされリスクをどう取っていくかという行動のよりどころとして、確率という概念を作り上げていく過程を描いた本です。
●本テーマにおいて抑えるべき用語
・リスクテイク(Risk Taking)
・リスクカルチャー(Risk Culture)
講師・パネリスト紹介
森本 紀行
HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長
東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。
ご視聴方法
セミナーのご視聴には3つの方法があります。何れも費用はかかりません。①オンラインでのご視聴:ZOOMを使用して、リアルタイムでご視聴いただけます。各テーマの講演終了後には質疑応答の時間を設けております。②セミナー会場でのご視聴:社内に本格的なスタジオルームを新設しました。代表森本の蔵書も展示しております。③オンディマンド配信動画でのご視聴:ご視聴には動画視聴用IDの発行が必要です。「動画視聴ID発行ボタン」よりお手続きください。セミナー開催3営業日後14時半以降、fromHCよりオンディマンドで動画をご視聴いただけます。 動画配信開始は、メールニュース、Twitter、Facebookでもお知らせします。 掲載時にはメールニュース、Twitter、Facebookでお知らせします。メールニュース登録: https://www.fromhc.com/magazine/index
Twitter: https://twitter.com/nmorimoto_HC
Facebook: https://www.facebook.com/hcasset/
ご視聴のお手続き詳細はこちらのPDFよりご確認ください。
HCアセットマネジメント株式会社
TEL 03-6685-0683
FAX 03-6685-0686