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資産運用セミナー

vol.35 リスクテイクとリスク管理



リスクテイクのテイクとは、明確な意図をもってリスクをとることです。リスク管理の管理とは、コントロール、マネッジで、リスクテイクに付随する諸リスクを許容範囲に制御することです。しかし、テイクされるリスクと管理されるべきリスク、あるいはリスクのテイクと管理は常に混同されています。リスクテイクの逸脱の有無や、リスク管理が適切に行われているか監視するガバナンス機能が重要です。今回はリスクの定義に遡って解説します。

(文責:崔)
講   師 :森本 紀行
参 加 費 :無料
ウェビナー資料:https://www.fromhc.com/211026_HCseminar_35.pdf
講演後アンケート:https://forms.gle/dTFRFiWW6BZCFDhw9
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テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
リスクのテイクと管理を混同するなかれ」(2018.4.12掲載)
企業経営で意図的にとるリスクは、事業の目的として、不動の肯定的な位置づけを得るのに対して、事業に付随する諸リスクは、攪乱要因として否定的な位置づけを得て、厳格に制御されるべきものとされます。企業経営にとって最も危険なことは、リスクテイクの逸脱であり、その監視機能は、リスク管理と呼ばれることはなく、企業統治またはガバナンスと呼ばれ、ガバナンスは執行部門から独立した取締役会の機能であることを論じています。

創造的な闘争としての金融のリスクテイク」(2016.7.28掲載)
金融においては、業務の内容を、経営ではなく、金融規制が定めていることに、根本的問題があり、経営者が自己の事業目的を明確に認識し、自覚的にとるべき本源的リスクを正確に定義できているようなところは、ほんの少数にとどまっています。 金融庁は、金融機関に対して、顧客の視点での価値創造を本源的リスクテイクの対象に位置づけました。今、経営者が早急にしなくてはならないことは、本源的リスクテイクの対象として、自己の存立基盤である顧客の再定義と再発見を行い、組織全体において、組織風土として、共通の認識、即ち、リスクカルチャーを確立させることだと論じています。

投資はチャンステイクだ」(2018.10.11掲載)
リスクについては、テイクすべきリスクと、管理すべきリスクが混同されています。 投資とは、利益を得る機会に賭けること、片仮名でいえばチャンステイクであり、そこには、損失を被る危険を冒すこと、片仮名でいえばリスクテイクが必然的に付随します。 付加価値はチャンステイクから生まれるため、チャンステイクが決定的に重要ですが、実際には、リスク管理の失敗が付加価値を一掃することや、リスク管理の越権によってチャンステイクが曖昧化することがあります。適正なリスク管理も重要であって、チャンステイクとリスク管理の二つがそろわない限り上手な投資にはならないと論じています。

●本テーマに関連した「読んで損しない本」 
地域金融機関の資金運用とリスク管理【改訂版】
資金運用の基本的な考え方が網羅されている一冊です。資金運用の全体像を整理して記述しており、多くの資金運用に従事する実務担当者にとって非常に参考になります。ミドル部門でリスク管理を担当する方、資金運用部門の担当役員などマイナス金利下での資金運用に悩む方の必読書です。

リスク―神々への反逆
統計の基本を数学の歴史から始める本です。人類が、紀元前から世の中の色々な物の変動に悩まされリスクをどう取っていくかという行動のよりどころとして、確率という概念を作り上げていく過程を描いた本です。

●本テーマにおいて抑えるべき用語
リスクテイク(Risk Taking)
リスクカルチャー(Risk Culture)
 

(文責:崔)

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

HCアセットマネジメント株式会社

TEL 03-6685-0683 
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