vol.45 資産運用の高度化
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「資産運用の高度化」は、平成26事務年度金融モニタリング基本方針の重点施策として上位に挙げられました。金融の資本市場化が、今に至るも進んでいないことを問題視したものです。高度化とは投資の目的について科学的分析を行い、投資の質を高めていくことです。そして、科学的分析には資金使途、すなわち投資による果実の使い道に対して、どのような運用手法が適当かの分析や、投資元本の資本性の分析が必要です。預金取扱金融機関、企業年金などの機関投資家や個人の資産形成高度化には何が必要かを解説します。
動画視聴用2022年度資料:https://www.fromhc.com/230110_HCwebinar_45.pdf
テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
「金融庁に「高度化」を求められた資産運用の貧困」(2014.10. 9掲載)
高度化を求められている資産運用について、一つの例として投資信託の系列重視の事例をあげています。金融機関の持続的なビジネスモデルの基礎となる、顧客の利益にかなった行為を励行することが、結果的に、金融機関の利益にもなる「好循環」が実現するはずであること、販売会社を介在させる問題点の解決策として販売会社の質を高めること、販売会社を通さない事業構造(いわゆる直販)についても言及しています。
「預金を集めて投資することの意味」(2019.4.11掲載)
元本保証を付した預金負債をもって価格変動の大きな対象に投資するにはそれなりの体制を整える必要があります。資産運用を融資と並ぶ本業に位置づけ、必要な経営資源を投入しなければならないということです。資産運用の高度化のためには、独自の意思決定組織を経営の直下に置き、その下に実行部門の組織を作り、そこに資本市場の動きに適切に対応できる人員を配して、その規律ある行動が醸成されていくような組織風土を確立する必要があると論じています。
「企業・投資家・証券アナリスト 価値向上のための対話」
証券アナリストの真の役割とは何かについて書かれています。資産運用の高度化を目指す中では専門性を有した人材を登用する必要があります。そのような中で証券アナリストの役割やあるべき姿を考える際に役立つ一冊です。
「捨てられる銀行3 未来の金融 「計測できない世界」を読む」
本書では金融業界で起こっている問題とこれからについて、様々な事例を取り上げながら言及しています。資産運用の高度化を目指す際、現状の把握と目標に向けて何が必要かを考えていく必要がありますが、現状の把握の際には本書が役立つのではないかと思います。
●本テーマにおいて抑えるべき用語
・資産形成
・顧客本位
・ディスラプト(disrupt)
講師・パネリスト紹介

森本 紀行
HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長
東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。
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