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資産運用セミナー

vol.52 金融の市場化

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金融の市場化とは、国民貯蓄の流れを抜本的に変えて、間接金融から直接金融へ主軸を移すことです。現在の日本のような貯蓄過剰となった成熟経済のもとでは、金融の課題は、産業界に対して蓄積資本の効率的な稼働を強く促すこと、別のいい方をすればガバナンス改革を強く促すことです。
舞台を資本市場に移すことで、資金調達は競争原理にさらされ、市場規律による産業界の経営革新が促され、企業の保有資産の稼働は劇的に向上し、その発行する株式の価値も上昇していきます。また、企業は、事業特性や経営環境に即応した多様な資金調達が可能となり、投資家にとっては、投資目的を達成するための選択肢が増え、資産運用の高度化につながります。

(文責:神山)
講   師 :森本 紀行
参 加 費 :無料
資料:https://www.fromhc.com/220308_HCwebinar_53.pdf

アンケートの集計結果
Q1. 金融の市場化が進まない理由は何だと思いますか。一番近いものをお選びください。
1. 預金重視の国民性
2. 間接金融中心の金融構造
3. 投資信託の商品性の問題
4. 金融機関の投資信託販売の姿勢
5. 低金利の定着
6. その他


Q2. 銀行改革における新しい制度の導入は金融機関の自律性に委ねられています。法律による強制が必要であるとしたら、どのような強制が検討されるべきでしょうか。
1. 持株会社化の強制
2. 持株会社と子会社の経営分離
3. 機関銀行の禁止-兄弟会社であるノンバンク等に大口融資を行うことの禁止
4. 投資運用業者の経営の完全独立
5. 銀行の兼業の廃止
6. その他
7. 法律による強制は不要
8. 無回答

テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
かくも高コストの預金を集めていたら銀行は潰れる」(2018.5.24掲載)
預金は、銀行にとっては融資の原資の調達手段として社会的に重要な役割でしたが、蓄積過剰となった成熟経済のもとでは調達資金を運用できる機会は減少し、多大な経費が銀行の負担となっています。本コラムでは、金融庁の推進する、信用創造を伴わない金融構造への転換、即ち、金融の市場化の背景について解説し、銀行はどのように対応していくべきか考察しています。

法律の強制によって銀行を解体するしかない」(2020.8.27掲載)
銀行は金融の中核としての地位を失い、経営機能は銀行の親会社の持株会社に移転し、非金融の領域も含めた持株会社の業務範囲の拡大が図られています。金融行政としては、銀行経営に対して、持株会社を通じた業務範囲の拡大という非常に魅力的な利益誘因を与えています。ところが、改革は遅々として進んでいないのが現状です。本コラムでは、改革を加速させるために、どのようなことを法律で強制すべきかについて論じています。

●本テーマに関連した「読んで損しない本」 
金融排除 : 地銀・信金信組が口を閉ざす不都合な真実
金融構造の改革が求められるなか、地域の最前線で革新的でユニークな取組を進める金融機関の事例が紹介されています。

●本テーマにおいて抑えるべき用語
金融の市場化
信用創造
間接金融、直接金融

(文責:神山)

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

HCアセットマネジメント株式会社

TEL 03-6685-0683 
FAX 03-6685-0686