7/13(火)15:40~16:20
資産運用セミナー

vol.21 プライベートエクイティの応用編

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プライベートエクイティの投資分野は、起業(ベンチャーキャピタル機能)と企業再編(バイアウト機能)の二つに区分できます。起業の分野では、将来性があるものの、事業の成功率を明確に測ることができない企業に対し、資金と経営支援両方を提供することによって企業の成長を促します。一方、企業再編の分野では、事業や経営の改善を必要とする企業へ、提案やノウハウ提供を通じて、経営効率と企業価値の向上を図ります。プライベートエクイティにより創出される付加価値は金融機能の成長に不可欠であり、社会全体の厚生の向上に繋がります。
本セミナーは、前編に続き、具体例を用いて、各投資分野におけるプライベートエクイティの役割と投資機会について説明します。

(文責:ティ)
講   師 :森本 紀行
参 加 費 :無料
セミナー資料:https://www.fromhc.com/210713_HCseminar_21.pdf  

  アンケートの集計結果
Q1. 平均的な年金基金にとって、プライベート資産の組入れについて、総資産の何パーセントくらいが適当だと思われるでしょうか。一つだけお選びください。(現金相当の分配を除く)
1.     (  )%~(  )%
2.     上限は気にしない。
3.     その他


Q2. 現在御社のポートフォリオのプライベート資産の組み入れ率は、Q1の回答と差異がありますか。
1.     いいえ、Q1の回答と同様な比率で配分している。
2.     はい、現在の配分との差異は( )%である。


Q3. ベンチャーキャピタルは、全く新しいスタートアップの企業や創業間もない企業に投資しますが、そこでは、合理的な事業キャッシュフローの推計は困難であるはずです。さて、ベンチャーキャピタルは、責任ある投資家にとって、適格な投資対象であり得るのでしょうか。一番近いと思われるものを、一つだけ、お選びください。
1.     事業キャッシュフローの推計は難しくても、事業モデルの妥当性や合理性は評価し得るのだから、適格な投資である。
2.     案件ごとに、投資の適格性を議論することはできない。複数投資することで、統計的な制御が成り立つ限りでのみ、適格な投資である。
3.     様々な経営支援活動(ハンズオン)によって、積極的にリスク管理できるという条件の下でのみ、適格な投資である。
4.     創業直後の投資は、適格性を欠く。事業キャッシュフローが読める段階に達した企業に、投資は限定すべきである。
5.     その他

テーマをよりご理解いただくために
●本テーマに関連した「森本紀行はこう見る」
ベンチャーキャピタルなるものについて」(2011.2.3掲載)
ベンチャーキャピタルは事業成長性があるものの、将来性を読むことができず、銀行等の融資先となりにくいため、プライベートエクイティの重要なテーマです。将来性の客観的な予測は困難なため、積極的に出資先の経営支援を行う他、成功率が高いと判断される企業に多額の投資をする、もしくは出資先を多数に分散して小口の投資をする、との二つが考えられます。本コラムは、この二つのリスク管理手法について考察します。

不良債権は「不良」ではない」(2009.10.22掲載)
「不良債権」は字面から読み取る意味と異なり、回収の目途が立たないものではなく、様々な理由で一時的に不況になり、もしくは一部が資本構成の下方へ移動した融資に過ぎないです。実質的な変化がないものの、銀行等の融資機関にとって継続保有できない融資対象になり、多少不利な条件でも売却したい状況になります。そこから、柔軟な融資に対応できるプライベートエクイティの参入機会が創出されます。

エマージング投資の方法論」(2009.11.26掲載)
エマージング市場では、市場規模が小さいため、ボラティリティが比較的高いこと、また資本市場は国の情勢に左右されやすい等の理由から、リスクが高い投資対象として評価されます。プライベートエクイティは、(流動性が低いからリスクが高いと判断されやすいものの)、現地の企業等と独自の緊密な関係を維持しているため、エマージングのパブリック市場より情報の対称性に優れ、投資のリスク管理をしやすいと考えられます。

●本テーマに関連した「読んで損しない本」 
Mergers & Acquisitions From A to Z
プライベートエクイティの代表的な手法のひとつであるM&Aの入門書で、売買の準備から、デューデリジェンス、ディールの設計などを経て、買収後の組織統合に付きまとう課題まで、一連の流れをフォローすることができます。

企業価値向上のための資本コスト経営 投資家との建設的対話のケーススタディ」 
金利低下と規制強化で、銀行の資本コストが資本利益率を上回っている状態が長期に亘って続いており、近年、本格的にプライベートデット的手法による対策が取られる動きが出てきました。本書では、その「資本コスト」と呼ばれるものについて議論しています。

●本テーマに関連した「マネジャインタビュー」 
ACA株式会社 西野 貴司氏インタビュー」(2017.12.1)
ACAは企業の後継者不足という社会課題に注目し、中小企業クラスを対象に投資を行います。企業の価値を向上させるため、チームの豊富なハンズオンノウハウやM&A業界等とのネットワークを活用して経営状況改善を進みます。本インタビューでは、同社の投資哲学、投資戦略の魅力や投資プロセスについて説明しています。

●本テーマにおいて抑えるべき用語
成長資本

(文責:ティ)

講師・パネリスト紹介

森本 紀行

HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長

東京大学文学部哲学科卒業。ファンドマネジャーとして三井生命(現大樹生命)の年金資産運用業務を経験したのち、1990年1月ワイアット(現ウィリス・タワーズワトソン)に入社。日本初の事業として、企業年金基金等の機関投資家向け投資コンサルティング事業を立ち上げる。年金資産運用の自由化の中で、新しい投資のアイディアを次々に導入して、業容を拡大する。2002年11月、HCアセットマネジメントを設立、全世界の投資のタレントを発掘して運用委託するという、全く新しいタイプの資産運用事業を始める。

HCアセットマネジメント株式会社

TEL 03-6685-0683 
FAX 03-6685-0686